予約システム比較5選|料金が連動するのは月額ではなく予約件数・受付期間・契約期間【2026年】

白地に淡い青の円を敷いたBIZeeのアイキャッチ。予約システム比較のタグと「料金が連動しているのは月額ではない。月間予約件数・受付期間・契約期間で決まる」という見出しを置き、下に月間予約件数の上限を50件から無制限まで示す目盛りと、SelectTypeベーシック1,650円・RESERVAブルー年払3,850円・Airリザーブベーシック5,500円・STORES 予約スモール9,790円・ChoiceRESERVE Aコース22,000円の5枚の料金カードを並べた構成

予約システムを月額料金の安い順に並べても、支払う額の順番は入れ替わります。月額1,650円のサービスが月5,500円のサービスより高くつくことがあり、月額0円のまま年間を通して運用できる場合もあります。理由は、各社が料金を連動させている「量」の定義が違うからです。

この記事では、2026年10月12日に各社の公式料金ページと利用規約で確認できた内容だけを使い、STORES 予約、RESERVA、Airリザーブ、SelectType、ChoiceRESERVEの5サービスを横断で比較します。金額はすべて税込に揃え、公式ページが税抜で表示している場合は併記しました。

先に結論

  • 料金が連動している対象は3通りあります。月間の予約件数に連動するのがSTORES 予約・RESERVA・ChoiceRESERVE、件数に連動しないのがAirリザーブ、予約を何日先まで受け付けられるかに連動するのがSelectTypeです。
  • 月間50件までなら、STORES 予約・RESERVA・SelectTypeに期間無制限の無料プランがあり、Airリザーブの無料プランは件数の上限そのものがありません。ChoiceRESERVEだけは無料プランがなく、最小構成でも月22,000円+初期費用33,000円です。
  • 件数が読めない運用では、超過時の単価が効きます。STORES 予約は50件ごとに1,078円、ChoiceRESERVEは100件ごとに3,300円。1件あたりに直すと21.56円と33円で、1.5倍の開きがあります。
  • 解約条件は料金ページではなく利用規約に書かれています。Airリザーブは契約期間が1年で、解約の通知日が15日以前か16日以降かで解除できる最短の月末が1か月ずれます。ChoiceRESERVEの契約期間は6か月単位、RESERVAとSelectTypeは支払い済みの利用料を返金しないと規約で明記しています。

この記事の掲載基準と除外基準

比較に載せる条件を先に書いておきます。恣意的に並べ替えていないことを確かめられるようにするためです。

  • 掲載の条件は、2026年10月12日時点で日本語の公式サイトに料金が金額で掲示されていること、法人・個人事業主が自分で申し込めること、予約の受付と管理が主機能であることの3点です。
  • 除外したのは、料金がすべて「お問い合わせ」で金額の掲示がないサービス、飲食店の席管理など特定業種専用で汎用の予約受付に使えないサービス、提供元が予約機能を別サービスへ統合したものです。
  • Coubicは独立したサービスとして扱っていません。coubic.comにアクセスするとSTORES 予約のページへ転送され、同一の製品として提供されています。
  • 掲載順は提供会社の資本関係や広告の有無では決めていません。本文中では、無料プランの有無と月間予約件数の上限が小さい順に並べています。
  • 各社の「導入社数」は公式サイトの記載をそのまま引用しており、第三者による検証はしていません。この記事では比較軸に使っていません。

料金が連動している対象は3通りある

5サービスの料金表を並べて最初に分かるのは、プランを分けている基準そのものが違うという点です。同じ「月額」という言葉を使っていても、上のプランへ上がる引き金が各社で異なります。

図1 料金が上がる引き金の分類

A 月間予約件数に連動

STORES 予約/RESERVA/ChoiceRESERVE
件数の上限でプランが決まる

B 件数に連動しない

Airリザーブ
全プラン共通で月間予約件数は無制限。差が出るのは機能

C 受付できる期間に連動

SelectType
予約を何日先まで受け付けられるかでプランが決まる

各社公式の料金ページ(2026年10月12日に確認)に掲示された区分から整理した。AとCのサービスでも機能差は設けられているが、プランの段を決める主たる軸は上記のとおり。

Aの3サービスでは、月間に受け付けた予約の数が上限を超えると、追加料金が発生するか、上のプランへ移る必要があります。Bのサービスでは件数が何件でも月額は変わりません。Cのサービスでは、件数ではなく「予約受付期間」、つまり何日先の予約まで入れられるかがプランの差になります。SelectTypeは4つのプランすべてで予約受付の可能件数を無制限としており、代わりに受付期間を7日後・30日後・90日後・366日後で区切っています。

この違いは、月の予約が何件あるかを事前に見積もれるかどうかで効き方が変わります。件数が安定している業務ならAが安く収まり、繁忙期だけ件数が跳ねる業務ではBのほうが読みやすくなります。数か月先の予約を受け付ける必要があるかどうかで、Cが候補に入るかが決まります。

比較表① 月額料金と無料プランの範囲

表1 5サービスの月額料金と無料プランの範囲(税込)
サービス提供会社無料プラン最も安い有料プラン最上位の掲示初期費用
SelectType株式会社セレクトタイプあり(期間無制限)1,650円
ベーシック
11,000円
プレミアム
掲示なし
Airリザーブ株式会社リクルートあり(予約件数の上限なし)5,500円
ベーシック
お問い合わせ
プレミアム
0円
RESERVA株式会社コントロールテクノロジーあり(月50件)3,850円
ブルー・年払/月払は5,500円
46,200円
スイート・年払/月払は61,600円
0円
STORES 予約STORES 株式会社あり(月50件)9,790円
スモール
66,000円
エンタープライズ
無料
ChoiceRESERVE株式会社リザーブリンクなし22,000円
Aコース
176,000円
Dコース/10,001件以上は個別見積
33,000円

無料プランの意味は各社で違います。SelectTypeは「無料お試しが期間無制限」と明記し、4プラン共通で予約受付の可能件数を無制限としたうえで、フリープランは予約受付期間を7日後まで、予約カレンダーを10個までに制限しています。RESERVAのフリープランは月間予約件数50件・登録顧客件数250件・利用できる機能数43で、広告は表示されます。STORES 予約のフリーは月間予約件数50件・予約ページ公開数2です。

Airリザーブのフリープランには、月間予約件数の上限そのものがありません。公式の費用プラン別機能比較表では、フリーを含む4プランすべての「月間予約件数 無制限」に丸が付いています。無料で使い続けながら件数だけが増えていく運用であれば、Airリザーブは費用が0円のままになります。差が出るのはリソース管理・予約枠の色分け・Googleカレンダー連携などの機能側です。

Airリザーブの公式サイトの費用プラン別機能比較表のキャプチャ。フリー(月額0円)、ベーシック(月額5,500円)、スタンダード(月額11,000円)、プレミアム(お問い合わせ)の4列があり、予約管理の最初の行「月間予約件数 無制限」に4プランすべて丸が付いている。リソース管理と予約枠の色分け管理はフリーだけハイフンになっている
Airリザーブ「費用・料金」ページの費用プラン別機能比較表。フリープランを含む全プランで月間予約件数が無制限と示されている。出典: Airリザーブ公式(airregi.jp/reserve/cost/)、2026年10月12日に取得。

比較表② 月間予約件数の上限と超過したときの単価

件数に連動する3サービスは、上限を超えたときの扱いが分かれます。STORES 予約とChoiceRESERVEは追加料金で受付可能数を足せますが、単価が違います。

表2 月間予約件数の上限と超過時の扱い(税込)
サービス無料プランの上限有料プランの上限超過したとき1件あたりの追加単価
STORES 予約50件200件/300件/2,000件/5,000件50件ごとに1,078円の予約手数料で受付可能数を追加21.56円
ChoiceRESERVEなし300件/2,000件/5,000件/10,000件100件ごとに3,300円の従量課金33円
RESERVA50件200件/500件/1,000件/2,000件/4,000件料金ページに従量課金の記載はなく、上位プランへの変更で対応する形になっている公式ページでは確認できなかった
Airリザーブ全プラン無制限超過という概念がない該当なし
SelectType全プラン無制限(予約受付の可能件数)件数ではなく予約受付期間と履歴保管件数で制限該当なし

ChoiceRESERVEは、キャンセルされた予約も従量課金の対象に含まれると料金FAQで明記しています。電話で受けた予約をスタッフが管理画面へ入力した分も数に入り、数から外れるのは予約ブロックだけです。キャンセル率が高い業務では、実際に来訪した人数ではなく受け付けた予約の総数で課金額が決まることになります。

STORES 予約の50件ごと1,078円は、1件あたり21.56円です。ChoiceRESERVEの100件ごと3,300円は1件あたり33円で、1.53倍になります。ただしChoiceRESERVEのAコースは月300件まで従量課金なしで22,000円、STORES 予約のスモールは月200件まで9,790円なので、基本料金の水準そのものが違います。超過単価だけで優劣を決められる関係ではありません。

ChoiceRESERVEの公式料金ページのコース表のキャプチャ。Aコースは月間予約数300件まで従量課金なしで月額基本料金22,000円、Bコースは2,000件まで44,000円、Cコースは5,000件まで88,000円、Dコースは10,000件まで176,000円、Enterpriseは10,001件以上でASKと表示されている。初期費用は全コース共通で33,000円。注記に契約期間は6カ月単位、上記はすべて税込価格と書かれている
ChoiceRESERVE「ご利用料金」ページのコース表。初期費用33,000円が全コース共通であること、契約期間が6カ月単位であることが同じ画面に示されている。出典: ChoiceRESERVE公式(yoyaku-package.com/price/)、2026年10月12日に取得。

月間の予約件数別に、どれが候補になるか

件数を軸に、どのサービスが候補に入るかを整理します。機能要件を一切考えない、料金だけの観点です。

図2 月間予約件数ごとの候補

月50件まで

0円で足りる

STORES 予約フリー、RESERVAフリー、SelectTypeフリー、Airリザーブフリーの4つが無料の範囲に収まる。ChoiceRESERVEは対象外。

月200〜500件

月3,850〜9,790円

RESERVAブルー年払3,850円(200件)、シルバー年払6,600円(500件)、Airリザーブベーシック5,500円(件数無制限)、STORES 予約スモール9,790円(200件)。

月1,000〜2,000件

月11,000〜44,000円

Airリザーブスタンダード11,000円(件数無制限)、RESERVAゴールド年払13,200円(1,000件)、エンタープライズ年払23,100円(2,000件)、ChoiceRESERVE Bコース44,000円(2,000件)。

月5,000件以上

月46,200〜176,000円

RESERVAスイート年払46,200円(4,000件)、STORES 予約エンタープライズ66,000円(5,000件)、ChoiceRESERVE Cコース88,000円(5,000件)・Dコース176,000円(10,000件)。

各社公式の料金ページ(2026年10月12日に確認)の金額を税込で並べた。Airリザーブは件数で区分されないため、同じ月額で件数の上限がない点を併記している。

この表で目立つのは、件数が増えるほどAirリザーブの相対的な位置が上がることです。月2,000件の運用で比べると、Airリザーブはスタンダード11,000円のままですが、RESERVAはエンタープライズで年払23,100円、ChoiceRESERVEはBコースで44,000円になります。逆に月200件程度であれば、RESERVAのブルーが年払3,850円で最も安く、Airリザーブのベーシック5,500円を下回ります。

SelectTypeは件数で区切られないため、この軸には乗りません。SelectTypeを選ぶ判断は、何日先まで予約を受け付ける必要があるかで決まります。

SelectTypeだけ基準が違う理由

SelectTypeの料金表を見ると、予約受付の可能件数はフリーからプレミアムまですべて「無制限」です。代わりにプランを分けている項目が、予約受付期間(何日後まで受け付けられるか)と、予約履歴の保管件数です。

表3 SelectTypeの予約システム料金表から、プランを分けている主な項目(税込)
項目フリー
無料
ベーシック
1,650円
プロフェッショナル
3,300円
プレミアム
11,000円
予約受付の可能件数無制限無制限無制限無制限
予約受付期間7日後まで30日後まで90日後まで366日後まで
時刻の最小単位15分15分15分5分
予約カレンダー作成可能数10個30個50個250個
過去の予約履歴保管件数直近100件直近300件直近10,000件直近50,000件
保管できるお客様情報100人300人10,000人100,000人
予約管理担当者1名1名3名15名
広告表示ありなしなしなし

この構造では、1か月より先の予約を受け付けたい時点でベーシック以上が必要になり、3か月より先ならプロフェッショナル、半年以上先ならプレミアムが必要になります。健康診断の年次予約や、年度単位で埋まる施設の貸出のように、受付期間が長い業務ではプレミアムの11,000円が最低ラインになります。逆に、当日・翌日の受付が中心のサロンや整体院のような運用であれば、フリーの7日後までで足りてしまう場合があります。

SelectTypeの公式トップページの料金プラン表のキャプチャ。フリーは無料で無料お試しが期間無制限、ベーシックは月1,500円(税込1,650円)で広告非表示、プロフェッショナルは月3,000円(税込3,300円)で3ヵ月先まで受付可能、プレミアムは月10,000円(税込11,000円)で1年先まで受付可能・複数スタッフで予約管理と書かれている
SelectTypeの料金プラン。プラン名の下にある説明が「広告非表示」「3ヵ月先まで受付可能」「1年先まで受付可能」となっており、受付期間がプランの差になっていることが読み取れる。出典: SelectType公式(select-type.com)、2026年10月12日に取得。

STORES 予約の料金表は「年間契約」の金額である

STORES 予約の料金プランページには、金額の切り替えタブが置かれています。初期表示は年間契約の金額で、複数月契約に切り替えると別の金額になります。そして注記には、複数月契約は最短3か月以上から契約できるプランであり、単月での契約はできないと書かれています。

つまり、料金表に並ぶスモール9,790円・チーム19,690円・ビジネス28,600円・エンタープライズ66,000円という数字は、契約した期間の月額費用を一括払いした場合の金額です。1か月だけ試して判断するという使い方は有料プランではできず、試すならフリープランの範囲内(月50件・予約ページ2つ)で確認することになります。

STORES 予約の公式料金プランページのキャプチャ。年間契約と複数月契約の切り替えタブがあり、年間契約の表示で税込9,790円/月(月間予約件数200・予約ページ公開数10)、19,690円/月(300・10・登録スタッフ数3)、28,600円/月(2000・50・20)、66,000円/月(5000・100・無制限)の4プランと、フリー0円(50・2)が並んでいる。下の注記に最短3ヶ月以上から契約できるプランで単月での契約はできないこと、各有料プランの月間予約件数を超える場合は50件ごとに1,078円の予約手数料で追加できること、事前クレジットカード決済手数料はフリープランの場合5.2%から、スタンダードプラン加入の場合3.3%からであることが書かれている
STORES 予約の料金プラン。画面上部のタブで年間契約と複数月契約を切り替える構成になっており、超過時の予約手数料と決済手数料は表の下の注記に置かれている。出典: STORES 予約公式(stores.jp/reserve/price)、2026年10月12日に取得。画面右下はキャンペーンのバナーで、料金の掲示ではない。

同じ構造はRESERVAにもあります。RESERVAの料金プランページで最初に大きく表示されるのは年払いの月額換算で、月払いの金額は小さく併記されています。ブルーなら年払3,850円に対して月払5,500円で、差は1,650円です。比較表を作るときに年払いと月払いを混ぜると、サービス間の順位が変わってしまいます。この記事の表1と図2では、RESERVAは年払いの金額を使い、月払いの金額を併記しました。

料金以外で候補が絞られる4つの機能

料金で2〜3社に絞ったあと、運用の可否を決めるのはたいてい次の4項目です。公式の機能一覧で確認できた範囲を並べます。

表6 候補を絞る段階で確認されやすい4機能の扱い
機能STORES 予約RESERVAAirリザーブSelectTypeChoiceRESERVE
スタッフ指名登録スタッフ数はチーム3名、ビジネス20名、エンタープライズ無制限担当者登録とスタッフ指名はプランとタイプにより対応スタッフの役割ごとの権限管理はプレミアムのみ予約管理担当者はプロフェッショナル3名、プレミアム15名限定サブ管理者は有償オプション
複数拠点の管理予約ページ公開数が10/10/50/100多店舗管理は月22,000円からの別料金(シルバー以上)複数店舗カンタン切り替えはベーシック以上予約カレンダー作成可能数が10/30/50/250多拠点運用は有償オプションで個別提案
会員制・限定公開公式の料金ページでは確認できなかった完全会員制ページ、会員限定メニュー、ブラックリストを機能一覧に掲示公式の費用ページでは確認できなかった会員システム(メンバーページ機能)を全プランで提供会員・顧客管理を標準機能として掲示
外部カレンダー連携公式の料金ページでは確認できなかったGoogleカレンダー一方向は0円で全プラン、双方向は施設タイプのエンタープライズ以上Googleカレンダー連携はベーシック以上Googleカレンダー連携を全プランで提供外部連携は標準機能ページに掲示

この表で「確認できなかった」と書いた欄は、機能が存在しないという意味ではありません。料金ページと機能比較表に掲示がなかったという意味です。要件に入っている機能については、見積もり時に書面で確認することをおすすめします。

とくに注意が要るのは多拠点です。RESERVAは多店舗管理が月22,000円からの別料金なので、ブルー年払3,850円で2拠点を回そうとすると、合計は25,850円になります。この水準になると、予約ページを10個まで公開できるSTORES 予約のスモール9,790円や、予約カレンダーを30個まで作れるSelectTypeのベーシック1,650円のほうが安く収まる可能性があります。拠点数は、料金の順位を最も大きく動かす条件のひとつです。

比較表③ 契約期間・解約の締め日・返金

ここが料金ページだけを見ていると抜ける部分です。5サービスとも、契約期間と解約の条件は利用規約側に書かれています。

表4 契約期間と解約・返金の条件
サービス契約期間自動更新解約の方法と締め日支払い済みの返金
Airリザーブ成立日から1年満了日の1か月前までに意思表示がなければ同一条件で1年延長指定フォームで通知。通知日が15日以前なら当月以降の任意の月末、16日以降なら翌月以降の任意の月末が解除日システム停止時も返還義務を負わないと規定
ChoiceRESERVE6か月単位公式サイトの注記では期間単位での契約下位コースへの変更はシステム調整が必要で、手数料55,000円公式ページでは確認できなかった
STORES 予約個別契約で合意した期間。年間契約と複数月契約があり、複数月契約は最短3か月期間満了前に解約手続きを完了しなければ従前と同一条件で自動更新所定の方法で通知。申し入れの日から別途定める期間の経過をもって解約契約期間の途中で有料プランから無料プランへの変更はできない
RESERVA月単位。利用料は契約日から発生初月支払日から毎月同日に翌月分を前払い退会手続き。プラン変更時も変更前プランの発生済み利用料は返金されない一切返金に応じないと規約で明記
SelectType1か月(登録日から翌月の同日前日まで)期間満了前に無料プランへの変更かアカウント削除をしなければ同一期間・同条件で自動更新マイページのプラン変更から無料プランへ変更。中止後は翌月以降の請求なし既に支払われた分の返金は承らないと明記

Airリザーブの15日という締め日は、月末に解約を申し出た場合に1か月分余計にかかることを意味します。たとえば10月20日に通知すると、解除日として選べる最短は11月30日です。10月15日に通知していれば10月31日を解除日にできました。同じ月のうちに5日違うだけで、月額5,500円のベーシックなら5,500円の差になります。

ChoiceRESERVEの下位コース変更手数料55,000円は、コースを上げるのは差額入金から3営業日以内で対応される一方、下げるときだけ別扱いになるという非対称な条件です。予約件数が季節で大きく変動する業務で、繁忙期に合わせて上位コースを契約すると、閑散期に戻す際に手数料が発生します。

図3 解約時に確認しておく順序

  1. 契約期間の単位を確認する月単位か、6か月単位か、1年単位かで、途中解約が可能かどうかが変わります。RESERVAとSelectTypeは月単位、ChoiceRESERVEは6か月単位、Airリザーブは1年単位です。
  2. 解約の意思表示の締め日を確認するAirリザーブのように月内に締め日があるサービスでは、1日違いで1か月分の請求が変わります。
  3. 無料プランへの降格が解約にあたるかを確認するSelectTypeは無料プランへのダウングレードが契約解除の手続きそのものです。STORES 予約は契約期間の途中での有料プランから無料プランへの変更ができません。
  4. 返金の有無を規約で確認するRESERVAとSelectTypeは返金しないと明記しています。月の途中で解約しても日割りにはなりません。
  5. データの扱いを確認する解約後に予約情報や顧客情報をどう取り出すかは、CSV出力機能の有無で変わります。SelectTypeのフリープランは過去の予約履歴の保管が直近100件までです。
各社の利用規約(2026年10月12日に確認)に記載された条文から整理した手順。実際の運用では、契約時に合意した個別条件が優先される場合がある。

比較表④ オンライン決済の手数料とオプション料金

予約と同時に料金を受け取る運用では、決済手数料が月額より大きくなることがあります。月商100万円の事業で手数料が1ポイント違えば月1万円の差です。

表5 オンラインカード決済の手数料と主なオプション(税込)
サービスカード決済手数料主なオプション料金
STORES 予約事前クレジットカード決済はフリープランで5.2%から、スタンダードプラン加入で3.3%から(いずれも中小特別料率適用時)スタンダードプランは月額3,300円。対面クレジット決済手数料1.98%から、決済端末1台無料
RESERVA4.9%(全プラン共通)LINE連携3,300円/月、多店舗管理22,000円/月から、クーポン発行330円/1クーポン、Zoom連携とGoogleカレンダー連携は0円
SelectTypeStripe 3.6%+SelectType 2%=5.6%(フリー)/4.9%(ベーシック)/4.6%(プロフェッショナル・プレミアム)銀行振込はStripe 1.5%+SelectType分で2.5〜3.5%。コンビニ決済はStripe手数料が120円を下回る場合120円
Airリザーブ3.24%(費用・料金ページの他社比較表に掲示)オンライン決済はフリープランから利用可能と機能比較表に記載。利用には別途申請が必要
ChoiceRESERVE有償オプションとして提供。料金ページでは率の掲示を確認できなかったクレジットカード決済とAPI連携は有償オプションとして個別提案

SelectTypeの決済手数料は、プランが上がると下がる設計です。フリーの5.6%からプロフェッショナルの4.6%まで1ポイント差があります。月の決済額が30万円なら月3,000円、プロフェッショナルの月額3,300円とほぼ同じ金額です。決済を伴う運用では、月額の差を決済手数料の差が打ち消す地点があります。

RESERVAの4.9%は全プラン共通で、プランを上げても下がりません。代わりにLINE連携が月3,300円、多店舗管理が月22,000円からの別料金になっており、月額と合わせて積み上げる形です。

公表されている率としては、Airリザーブの3.24%が5サービスの中で最も低い水準です。この数字は料金表そのものではなく、費用・料金ページの冒頭に置かれた他社比較表の1行として掲示されています。月100万円を決済する場合、3.24%なら月32,400円、RESERVAの4.9%なら49,000円で、差は月16,600円です。Airリザーブのベーシック5,500円を大きく超えるため、事前決済の額が大きい事業では、月額よりも手数料率が総額を決めることになります。なお、オンライン決済の利用には別途申請が必要と機能比較表に注記されています。

RESERVAの公式料金プランページのキャプチャ。ブルーは年払3,850円(月払5,500円)で月間予約件数200件・登録顧客件数1,000件・機能数44、シルバーは6,600円で500件・2,500件・54、ゴールドは13,200円で1,000件・5,000件・82、エンタープライズは23,100円で2,000件・10,000件・110、スイートは46,200円で4,000件・20,000件・116、フリーは0円で50件・250件・43と並び、サポートはエンタープライズ以上が電話とメールになっている
RESERVAの料金プラン。プランごとに月間予約件数・登録顧客件数・利用できる機能数・サポート手段の4項目が段階的に上がる構成になっている。出典: RESERVA公式(biz.reserva.be/price/)、2026年10月12日に取得。

各サービスの要点と、他と比べたときの強み・弱み

5サービスについて、公式情報から確認できる範囲で強みと弱みを整理します。各サービスの詳しい料金体系と制限は、それぞれの詳細ページにまとめています。

STORES 予約

提供はSTORES 株式会社。年間契約と複数月契約があり、複数月契約は最短3か月からです。無料プランは月50件・予約ページ2つまで。強みは、同社のPOSレジや決済と予約情報を連携できる点で、スタンダードプラン(月3,300円)に加入すると事前クレジットカード決済の手数料が5.2%から3.3%に下がります。弱みは、最も安い有料プランが9,790円と5サービス中で高い部類に入ることと、契約期間の途中で有料プランから無料プランへ戻せないことです。詳しくはSTORES 予約の料金と契約条件で扱っています。

RESERVA

提供は株式会社コントロールテクノロジー。6段階のプランがあり、年払いと月払いで単価が変わります。強みは、ブルー年払3,850円という低い価格帯から月200件まで扱えることと、プランごとに利用できる機能数が43から116まで明示されていることです。弱みは、支払い済みの利用料を一切返金しないと規約で明記している点と、LINE連携や多店舗管理が別料金になる点です。詳しくはRESERVAの料金プランと規約の条件にまとめました。

Airリザーブ

提供は株式会社リクルート。全プランで月間予約件数が無制限という、5サービス中で唯一の設計です。強みは、件数が読めない運用でも月額が動かないこと、有料プランを単月から使えることです。弱みは、契約期間が1年で自動延長される点と、解約の通知に15日という締め日がある点です。詳しくはAirリザーブの費用プランと解約条件で確認できます。

SelectType

提供は株式会社セレクトタイプ。2017年に開発チームを法人化し、2024年4月に15万ユーザーを突破したと公式の沿革に記載があります。強みは、月1,650円という低い価格帯と、予約件数が無制限であることです。弱みは、フリープランの予約受付期間が7日後までと短く、広告が表示される点です。詳しくはSelectTypeの料金表の読み方にまとめています。

ChoiceRESERVE

提供は株式会社リザーブリンク。無料プランがなく、最小構成でも月22,000円と初期費用33,000円がかかります。強みは、Aコースでも月300件まで従量課金なしで使えることと、電話とメールの両方のサポートが前提になっていることです。弱みは、初期費用と下位コース変更手数料55,000円という固定費の重さと、キャンセルされた予約も従量課金に含まれる点です。詳しくはChoiceRESERVEのコース料金と従量課金で扱っています。

3つのケースで1年分の費用を試算する

月額だけでは比較になりにくいので、初期費用を含めた12か月の合計で並べ直します。決済手数料とオプション料金は含めず、基本料金と初期費用、超過が発生する場合の従量課金だけを積算した金額です。

表7 12か月分の基本料金と初期費用の合計(税込・決済手数料とオプションは含まない)
サービス・プランケースA
月40件
ケースB
月250件
ケースC
月1,800件
SelectType0円
フリー/7日後まで受付
19,800円
ベーシック1,650円×12
39,600円
プロフェッショナル3,300円×12
Airリザーブ0円
フリー/件数無制限
66,000円
ベーシック5,500円×12
132,000円
スタンダード11,000円×12
RESERVA0円
フリー/月50件
79,200円
シルバー年払6,600円×12
277,200円
エンタープライズ年払23,100円×12
STORES 予約0円
フリー/月50件
130,416円
スモール9,790円×12+超過50件分1,078円×12
343,200円
ビジネス28,600円×12
ChoiceRESERVE297,000円
Aコース22,000円×12+初期33,000円
297,000円
Aコース22,000円×12+初期33,000円
561,000円
Bコース44,000円×12+初期33,000円

ケースAでは5サービス中4つが0円に収まります。ただしSelectTypeのフリーは7日後までしか受け付けられず、広告が表示されます。STORES 予約とRESERVAのフリーは月50件が上限なので、40件という前提が崩れると有料に移る必要があります。件数の揺れに強いのはAirリザーブのフリープランです。

ケースBでは、月250件という前提がSTORES 予約のスモール(200件)を50件超えるため、超過分の予約手数料1,078円を12か月分加算しています。結果として、RESERVAシルバー年払との差は約5万円になりました。SelectTypeのベーシックは件数の制限を受けないため、同じ条件で19,800円です。

ケースCでは、Airリザーブのスタンダードが132,000円で最も低くなります。件数が増えるほど「件数で課金しない設計」が効くという、図1で整理した分類がそのまま金額に出た形です。なお、この試算は基本料金の積算であり、必要な機能がプランに含まれているかは別途確認が要ります。たとえばAirリザーブのスタッフの役割ごとの権限管理はプレミアムのみの機能です。

選ぶ前に確認しておく3つの数字

見積もりを取る前に、自社側で測っておくと比較が速く終わる数字があります。

図4 先に測っておく数字

1

月間の予約受付件数

キャンセル分を含めた受付の総数。ChoiceRESERVEはキャンセルも課金対象なので、来訪数ではなく受付数で数える。

2

何日先まで受け付けるか

SelectTypeのプランはこの数字で決まる。年次の健診のように1年先まで受け付けるなら、プレミアムが最低ライン。

3

予約時に決済するかどうか

決済するなら手数料率が月額より効く。SelectTypeは4.6〜5.6%、RESERVAは4.9%で固定。

5サービスの料金区分から逆算して、比較の前に必要になる自社側の数字をまとめた。

この3つが分かると、候補は2つか3つに絞れます。そのうえで、必要な機能(スタッフ指名、複数拠点、会員制、外部カレンダー連携)を各社の機能比較表で突き合わせると、見積もり依頼の件数を減らせます。

よくある質問

無料プランだけで事業の予約管理はできますか

月間の予約が50件以下で、予約を1週間先までしか受け付けないのであれば、STORES 予約・RESERVA・SelectTypeの無料プランで動きます。Airリザーブのフリープランは件数の上限がないため、件数だけが理由なら無料のまま使い続けられます。ただしRESERVAとSelectTypeのフリープランには広告が表示され、SelectTypeは予約管理担当者が1名、過去の予約履歴の保管が直近100件までという制限があります。

年払いと月払いはどちらが得ですか

RESERVAの場合、ブルーは年払3,850円に対し月払5,500円で、年払いのほうが30%安くなります。シルバーは6,600円と8,800円、ゴールドは13,200円と17,600円、スイートは46,200円と61,600円で、いずれも年払いが25〜30%安い水準です。ただし同社は支払い済みの利用料を返金しないと規約で定めているため、年払いで契約して途中でやめた場合、残り期間分は戻りません。STORES 予約の料金表に掲示されている金額も年間契約を前提としたもので、複数月契約は最短3か月以上、単月での契約はできないと注記されています。

予約件数が月によって大きく変動します

Airリザーブは全プランで件数が無制限なので、変動の影響を受けません。STORES 予約は50件ごと1,078円で追加できるため、年に数回の繁忙期だけ超過するなら上位プランに上げるより安く収まる場合があります。ChoiceRESERVEは100件ごと3,300円の従量課金に加えて、下位コースへ戻すときに55,000円の手数料がかかるため、繁忙期に合わせてコースを上げる運用には向きません。

導入社数が多いサービスを選べば安全ですか

公式サイトには、STORES 予約が累計250,000社以上、RESERVAが累計導入350,000社以上という記載があります。いずれも各社の自己申告で、第三者による検証はされていません。この記事では比較軸に使っていません。選ぶ基準は、自社の予約件数・受付期間・決済の有無と、各社の料金区分が合うかどうかです。

関連する解説記事

料金の決まり方、無料プランの線引き、契約期間と解約については、それぞれ独立した記事で掘り下げています。

この記事で参照した一次情報

STORES 予約 料金プラン(stores.jp/reserve/price)/STORES 予約 利用規約・事業者向け(stores.fun/legal/reserve-terms)

RESERVA 料金プラン(biz.reserva.be/price/)/RESERVAビジネスサービス総合利用規約(biz.reserva.be/terms-business/)

Airリザーブ 費用・料金(airregi.jp/reserve/cost/)/Airリザーブ利用約款(cdn.p.recruit.co.jp)

SelectType ご利用料金(select-type.com/price.php)/SelectType 利用規約(select-type.com/kiyaku.php)/会社概要(select-type.com/info/)

ChoiceRESERVE ご利用料金(yoyaku-package.com/price/)/料金についてのFAQ(yoyaku-package.com/price/price_faq/)

表の時点: 2026年10月12日。金額は税込で統一し、公式ページが税抜で掲示している場合は税込額を併記した。料金・条件は各社の判断で変更されるため、申し込み前に公式ページで最新の掲示を確認してください。

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