予約システムの契約期間と解約の締め日|規約のどこを読むか【2026年】

白地に淡い青の円を敷いたBIZeeのアイキャッチ。予約システムの契約と解約というタグと「解約の条件は料金ページにない。規約の契約期間と締め日を読む」という見出しを置き、10月20日に解約を決めたときにいつ終われるかを3点で示した時系列の線と、最下段にSelectType1か月・RESERVA1か月・STORES 予約最短3か月・ChoiceRESERVE6か月・Airリザーブ1年という契約期間の単位を並べた構成

予約システムの料金ページを隅から隅まで読んでも、契約期間と解約の条件はたいてい書かれていません。それらは利用規約や利用約款の側にあります。そして、そこに書かれている内容は社によってかなり違います。

この記事では、2026年10月12日に5サービスの利用規約・利用約款を読み、契約期間の単位、自動更新の仕組み、解約の締め日、返金の可否を条文単位で突き合わせました。導入前に読んでおくと、やめるときに想定外の請求が発生する事態を避けられます。

契約の単位は1か月から1年まで4通りある

表1 契約期間の単位と、根拠になる条文
サービス契約期間の単位根拠
SelectType1か月利用規約。登録日より翌月の登録日同日の前日までを「1ヶ月」と定義
RESERVA1か月RESERVA予約利用規約第6条。初月支払日から毎月同日に翌月分を支払う
STORES 予約個別に合意した期間(年間契約または複数月契約)事業者向け利用規約第5条。複数月契約は料金ページの注記で最短3か月
ChoiceRESERVE6か月料金ページの注記とサービス利用規約第7条・第25条
Airリザーブ1年Airリザーブ利用約款第9条。契約の成立日より1年間

単位が短いほど、やめると決めてから支払いが止まるまでの期間が短くなります。SelectTypeとRESERVAは1か月なので、最長でも1か月分です。Airリザーブは契約期間こそ1年ですが、後述する解約条項により月末を解除日として指定できます。ChoiceRESERVEは最低契約期間の6か月が経過するまで解約そのものができません。

5サービスすべてに自動更新の仕組みがある

読み比べて共通していたのは、どのサービスも利用者が何もしなければ契約が続くという設計になっている点です。ただし、更新を止めるために必要な手続きと期限が違います。

図1 更新を止めるために必要な行動

  • SelectType 期間満了前までに無料プランへ変更するかアカウントを削除する利用期間満了前までに手続きがなされなかった場合、自動的にサービス開始時に希望した期間と同一の期間・同条件で更新されると規約に定められています。
  • RESERVA 退会手続きを行う利用料は毎月同日に翌月分を支払う前払い方式で、退会しない限り課金が続きます。価格改定の際も、告知後に退会手続きを行わなければ変更後の価格に同意したものとみなされます。
  • STORES 予約 契約期間の満了前までに解約手続きを完了する完了しなければ、従前の契約と同一の条件で自動的に更新され、以後も同様とされています。
  • Airリザーブ 契約期間満了日の1か月前までに意思表示するどちらからも別段の意思表示がなされない場合、同一条件で1年間延長され、以後も同様です。
  • ChoiceRESERVE 更新しない旨を伝える更新を希望する場合は期間満了日の前日までに6か月分の費用全額を振り込む形なので、支払わなければ更新されない構造です。ただし解約の通知は別途必要です。
5サービスの利用規約・利用約款(2026年10月12日に確認)の該当条項を整理した。

Airリザーブの「1か月前までに意思表示」は、他の4つと性質が違います。期限を1日でも過ぎると、さらに1年の契約が始まります。年間の契約更新日を社内のカレンダーに登録しておく必要があるのは、このサービスです。

解約の締め日で1か月分の請求が変わる

解約を申し出てから、いつ契約が終わるか。この定め方が最も具体的なのがAirリザーブとChoiceRESERVEです。

Airリザーブは毎月15日が分かれ目です。通知日が15日以前なら、その月の末日を解除日に指定できます。16日以降だと、指定できる最短は翌月の末日になります。10月15日に通知すれば10月31日で終わり、10月16日に通知すると11月30日まで続きます。1日の違いで1か月分の請求が変わります。

ChoiceRESERVEは前月末日が期限です。解約希望月の前月末日までに通知することで、解約希望月の末日限りで解約できると規約第25条1項に定められています。11月末で終わらせたいなら、10月31日までに通知が必要です。

この2つは、月末に「来月でやめよう」と決めてから手続きを始めると間に合いません。Airリザーブなら翌々月まで、ChoiceRESERVEなら翌々月の末日まで契約が続くことになります。

SelectTypeは、解約の手続きがマイページのプラン変更から無料プランへ変更するだけで、解約後は翌月以降の請求が行われないと特定商取引法に基づく表記に記載されています。締め日は明示されていませんが、契約が1か月単位なので影響は1か月分に収まります。

STORES 予約は、所定の方法で通知することにより解約を申し入れることができ、申し入れの日から別途定める期間の経過をもって解約されると規約に定められています。この「別途定める期間」の日数は規約本文には書かれていませんでした。

ChoiceRESERVEの公式料金ページのコース表のキャプチャ。Aコースは月間予約数300件まで従量課金なしで月額基本料金22,000円、Bコースは2,000件まで44,000円、Cコースは5,000件まで88,000円、Dコースは10,000件まで176,000円、Enterpriseは10,001件以上でASKと表示されている。初期費用は全コース共通で33,000円。表の下の注記に、各コースの月間予約数を超えた場合に限り従量課金が発生すること、ご契約期間は6カ月単位となること、上記はすべて税込価格であることが書かれている
契約期間の単位が料金ページの注記に書かれている例。この画面では「ご契約期間は6カ月単位となります」が表の下に小さく置かれている。出典: ChoiceRESERVE「ご利用料金」(yoyaku-package.com/price/)、2026年10月12日に取得。

返金についてはほとんどのサービスが明確に否定している

表2 支払い済みの料金の扱い
サービス条文の内容
RESERVA支払われた有料プランの利用料は一切返金に応じないと明記(RESERVA予約利用規約第7条)。プラン変更時も変更前プランの発生済み利用料は返金されない
SelectType既に支払われた分に対する返金は承っていないと、利用規約と特定商取引法に基づく表記の両方に記載
ChoiceRESERVE契約の終了、サービス提供の中止・停止など、いかなる事由があっても、受領した初期費用・月額費用・従量課金等は一切払戻ししないと規約第7条2項に明記
Airリザーブシステムの全部または一部が停止した場合でも利用料の支払義務を負い、既に支払った利用料の返還義務を提供元は負わないと約款に規定
STORES 予約返金そのものの条項は確認できなかった。ただし契約期間の途中における有料プランから無料プランへの変更はできないと明記

5サービスのうち3つが「一切返金しない」という表現を使っています。残る2つも、支払った料金が戻る仕組みは確認できませんでした。月の途中で解約しても日割りにはならないという前提で費用を見積もるのが実際的です。

この条件が最も重く効くのは、年払いや6か月分の前払いを選んだ場合です。RESERVAの年払いは月払いより25〜30%安いという利点がありますが、途中でやめた場合に残り期間分がどう扱われるかは規約本文からは読み取れませんでした。ChoiceRESERVEは、更新後に期間満了前へ解約する場合、残期間分の利用料金を一括で支払うと明記しています。すでに支払っている場合は返還されません。

プランを下げられるかどうかも確認する

やめるのではなく、安いプランへ移りたいという場面もあります。この可否と条件は、サービスによって大きく違いました。

図2 プランを下げるときの条件

  • ChoiceRESERVE 下位プランへの変更は承っていないとFAQに記載。変更する場合はシステム調整が必要で、手数料として55,000円(税込)がかかります。上位への変更は差額入金後3営業日以内なので、上げるのと下げるので扱いが非対称です。
  • STORES 予約 契約期間の途中における有料プランから無料プランへのプラン変更はできないと規約に明記。有料プラン間の変更については条項を確認できませんでした。
  • RESERVA 有料プラン間の変更は可能ですが、変更前のプランについて既に発生した利用料は返金されません。
  • SelectType マイページのプラン変更から操作でき、無料プランへのダウングレードが解約手続きそのものを兼ねています。
  • Airリザーブ プラン間の変更についての条項は、費用・料金ページと利用約款のいずれにも見当たりませんでした。
各社の利用規約・FAQ(2026年10月12日に確認)に記載された内容を整理した。記載が見当たらなかった項目は、存在しないという意味ではない。

件数が季節で大きく変動する事業では、この条件が総額を左右します。繁忙期に上位プランへ上げ、閑散期に戻すという運用を前提にするなら、戻すときの手数料と可否を先に確認する必要があります。

料金改定は「黙っていれば同意」とされる

もう1つ共通していたのが、利用料金の改定に関する扱いです。

価格改定に同意したとみなされる条件

  • RESERVAは、利用料の価格を変更できるとし、変更後の価格を事前に告知したうえで、利用者が退会手続きを行わない場合は変更後の価格に同意したものとみなすと規約に定めています。
  • ChoiceRESERVEは、機能の内容および利用料金等の利用条件をいつでも変更できるとし、変更の前までに通知したうえで、利用者が解約を申し出なかった場合は変更に同意したものとみなすと規約第6条に定めています。
  • STORES 予約は、契約更新の際に料金を新たに定める場合があるとし、更新後の契約期間の開始日の2か月前までに通知するとしています。通知の期限が明記されている点が他と異なります。

いずれの場合も、通知を見落とすと新しい金額で契約が続きます。システムからの通知メールが受信できる状態を維持すること、担当者が変わるときに受信先を引き継ぐことが、実務上の対策になります。

契約前に書面で確認しておく6項目

表3 申し込み前に確認しておく項目と、確認する場所
確認する項目書かれている場所確認できなかった場合
契約期間の単位利用規約・利用約款、料金ページの注記見積書に明記してもらう
自動更新を止める方法と期限利用規約の契約期間に関する条項期限を過ぎると1期間分が確定するため、必ず確認する
解約の通知先と締め日利用規約の解約に関する条項月内の締め日があるかどうかで1か月分変わる
返金・日割りの可否利用規約の返金に関する条項返金されない前提で費用を見積もる
プランを下げられるか、手数料がかかるかFAQまたは利用規約件数が変動する事業では必ず確認する
解約時のデータの扱い利用規約のデータに関する条項エクスポート手段がないと、解約と同時に記録を失う

最後のデータの扱いは、料金とは別の意味で重要です。ChoiceRESERVEの規約には、解約後に提供元の判断で利用者および顧客に関する情報を消去できるという条項があります。顧客情報や予約履歴を自社の資産として残したい場合、解約の前にCSVなどで書き出しておく手順を決めておく必要があります。

やめると決めてから支払いが止まるまでの日数

条文の違いが実際の金額にどう出るかを、同じ前提で並べてみます。10月20日に「やめよう」と決めた場合に、いつまで料金が発生するかという比較です。最安の有料プランで試算しました。

表4 10月20日に解約を決めた場合に、最後に請求される月と追加で支払う額(税込)
サービス・プラン最短で終えられる日10月21日以降に発生する額
SelectType ベーシック 1,650円次回の課金日の前日0円(当月分は支払い済み)
RESERVA ブルー月払 5,500円翌月分の支払日の前0円(翌月分を前払いする前に退会すれば)
Airリザーブ ベーシック 5,500円11月30日5,500円(16日以降の通知のため1か月分が増える)
STORES 予約 スモール 9,790円規約に日数の定めがなく算出できない契約期間の残りに応じて発生
ChoiceRESERVE Aコース 22,000円11月30日(10月31日までに通知した場合)22,000円(11月分)+契約期間の残り

Airリザーブの5,500円は、通知が5日早ければ発生しなかった金額です。10月15日までに通知していれば10月31日を解除日に指定でき、11月分は不要でした。月の後半に解約を思い立った場合、翌月15日まで待ってから通知しても結果は同じ(11月30日が最短)なので、急いで通知する意味はありません。逆に月の前半なら、15日を過ぎる前に手続きを終えることで1か月分を節約できます。

ChoiceRESERVEは、これに加えて最低契約期間6か月の制約があります。契約が4月1日に始まっていれば9月30日までは解約できないため、10月20日時点では最低契約期間を過ぎています。この場合は10月31日までの通知で11月末に終えられますが、6か月の契約期間が10月から3月までだとすると、12月から3月の残期間分も一括で支払うことになります。

社内で管理しておくと役に立つ3つの日付

契約書や管理台帳に残しておく日付

  • 契約の成立日。契約期間の起算点になります。Airリザーブは成立日から1年、ChoiceRESERVEは契約締結日から6か月が最低契約期間です。申し込んだ日ではなく、提供元が承諾した日や振込が確認された日が起算点になることがあるため、どの日付が成立日かを明確にしておきます。
  • 自動更新を止めるための期限。Airリザーブなら契約期間満了日の1か月前です。この日付をカレンダーに登録しておかないと、気づいたときには次の1年が始まっています。
  • 解約の通知期限。Airリザーブは毎月15日、ChoiceRESERVEは解約希望月の前月末日。どちらも月内に期限があるため、「月末に判断する」という運用とは相性が悪い条件です。

この3つは、担当者が変わるときに引き継がれないことが多い情報です。料金そのものは請求書で分かりますが、契約期間と解約の期限は規約を読み直さないと出てきません。導入の時点で台帳に書き残しておくと、数年後の判断が速くなります。

よくある質問

一番やめやすいのはどのサービスですか

契約期間の単位だけで見れば、1か月単位のSelectTypeとRESERVAです。SelectTypeは解約の手続きがマイページから無料プランへ変更する操作で完結し、解約後は翌月以降の請求が行われないと明記されています。RESERVAも1か月単位ですが、支払い済みの利用料は一切返金されません。

年払いにすると解約できなくなりますか

解約そのものができなくなるという条項は、この記事で読んだ範囲では見当たりませんでした。ただし、支払い済みの料金が返金されないという条項は複数のサービスにあります。年払いで安くなるぶん、途中でやめた場合の損失が大きくなるという関係です。RESERVAの年払いは月払いより25〜30%安い水準ですが、残期間分の扱いについては公式ページと規約から読み取れなかったため、申し込み前の確認をおすすめします。

解約の通知はメールでもよいのですか

通知の方法は各社の規約で「当社所定の方法」「当社の指定するフォームへの入力またはその他当社が別途指定する方法」といった表現で定められており、具体的な手段は規約本文からは特定できません。手続きを始める前に、サポート窓口で正式な手順を確認してください。期限が設けられているサービスでは、方法を間違えて期限に間に合わないと1期間分が確定します。

料金とプランの比較も見たい

月額や予約件数の上限まで含めて1枚の表で見たい場合は、予約システム比較5選をご覧ください。料金の決まり方の構造は予約システムの料金は何で決まるのか、無料プランの範囲は予約システムの無料プランはどこまで使えるかで扱っています。契約条件を個別に確認したい場合は、Airリザーブ、ChoiceRESERVE、STORES 予約、RESERVA、SelectTypeの各ページをご覧ください。

この記事が参照した条文

契約期間1年と自動延長、解約の通知日が15日以前か16日以降かで解除日が変わること、システム停止時の利用料の扱い: 「Airリザーブ利用約款」第4条・第9条 https://cdn.p.recruit.co.jp/terms/rsv-t-1003/index.html

6か月分の前払い、払戻ししない旨、解約希望月の前月末日までの通知、最低契約期間6か月と残期間分の一括支払い、利用条件の変更に関する同意のみなし、解約後のデータ消去: 株式会社リザーブリンク「サービス利用規約」第6条・第7条・第25条・第26条 https://reservelink.co.jp/terms/下位コース変更の手数料: ChoiceRESERVE「料金についてのFAQ」https://yoyaku-package.com/price/price_faq//契約期間が6カ月単位であること: 同「ご利用料金」https://yoyaku-package.com/price/

契約期間と自動更新、解約の申し入れ、更新時の料金変更の2か月前通知、期間途中に有料から無料へ変更できないこと: STORES 予約「利用規約(事業者向け)」第5条・第6条 https://stores.fun/legal/reserve-terms

毎月同日に翌月分を支払う前払い方式、プラン変更時の扱い、価格改定への同意のみなし、一切返金に応じない旨: 「RESERVAビジネスサービス総合利用規約」RESERVA予約利用規約第6条・第7条 https://biz.reserva.be/terms-business/

1か月の定義、自動更新、無料プランへの変更による解約、返金を承らない旨: SelectType「利用規約」https://select-type.com/kiyaku.php/「特定商取引法に基づく表記」https://select-type.com/law.php

表の時点: 2026年10月12日。規約は提供元の判断で改定されるため、申し込み前に各社の公式サイトで最新の条文を確認してください。この記事は条文の整理であり、法的な助言ではありません。

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