Airシフトは、株式会社リクルートが提供するシフト管理サービスです。費用ページの金額は「スタッフ1人あたり月額330円(税込)」の一本値で、プランの選択がありません。ただし、1人あたりという書き方の外側に、2人以下の下限、課金対象の数え方、無料体験の終わり方という3つの条件が置かれています。このページでは、2026年10月6日に公式サイトで確認できた記載だけを使い、料金の決まり方と、使える機能の範囲、向く事業者・向かない事業者を整理します。
先に要点
- 料金はスタッフ1人あたり月額330円(税込)の一本値。プランによる機能差の記載はありません。
- ただしスタッフ数が2人以下なら一律月額990円(税込)。1人でも2人でも990円です。
- 初期費用とサポート費用は無料と明記されています。
- 課金の対象は、スタッフ用アプリ「シフトボード」と連携して利用しているスタッフ。同月内に人数の変動があれば、その月の最大連携スタッフ人数で料金が確定します。
- 無料体験は利用開始月と翌月の2か月。終了しても自動課金はされませんが、有料申込みをしない限りすべての機能が使えなくなります。
- 給与計算ソフトへのデータ送信は、公式の注記で現在はfreee人事労務のみ対応とされています。
提供会社と受付状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Airシフト(AirSHIFT) |
| 提供会社 | 株式会社リクルート |
| 位置づけ | Air ビジネスツールズの一つ。Airレジ、Airメイト、Airワーク 給与支払などと同じ系列 |
| 受付状況 | 新規申込を受付中。公式サイトから無料体験を開始できる |
| 対応端末 | パソコン・タブレット(iPad)。公式は「現時点では、スマホWebでのご利用は推奨していません」と記載 |
| スタッフ側のアプリ | シフトボード(iOS・Android) |
料金は330円の一本値。ただし下限がある
費用ページの構成は単純です。大きく「スタッフ1人あたり月額330円(税込)」と掲げ、その直下に「ただし、スタッフ数が2人以下の場合は一律月額990円(税込)」と添えられています。さらにその下に、初期費用とサポート費用が無料であることが示されています。

| スタッフ数 | 計算 | 月額 | 1人あたりの実額 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 下限が適用 | 990円 | 990円 |
| 2人 | 下限が適用 | 990円 | 495円 |
| 3人 | 330円×3 | 990円 | 330円 |
| 10人 | 330円×10 | 3,300円 | 330円 |
| 30人 | 330円×30 | 9,900円 | 330円 |
| 100人 | 330円×100 | 33,000円 | 330円 |
この表で見えるのは、3人からが単価どおりになるという点です。2人と3人で月額が同じ990円になり、1人で使う場合だけ1人あたりの実額が990円まで跳ね上がります。個人経営で従業員が1人という規模では、1人あたりの単価で判断すると実態を見誤ります。
課金の対象は「連携しているスタッフ」
費用ページの注記に、課金の数え方が書かれています。「スタッフ用シフト管理アプリ『シフトボード』と連携して利用しているスタッフがカウント対象です」。つまり、名簿に名前があるだけのスタッフではなく、アプリと連携した人が対象です。
続けて「料金は、毎月1日〜末日の連携しているスタッフ人数に応じた従量課金になります。ただし、連携人数によっては月額最低利用料金が適用されます」とあり、さらに「同月内で連携スタッフ人数に変動がある場合、1ヶ月の間の最大連携スタッフ人数で料金が確定されます」と続きます。
課金の数え方で起きること
- 月末時点の人数では決まらない。月の途中で10人から15人に増え、月末に12人へ戻った場合でも、その月は15人分で確定します。
- 退職者の連携を解除し忘れると増える。辞めたスタッフの連携が残っていれば、その月の最大人数に含まれます。退職の処理は月内に済ませるのが実務になります。
- 短期の応援でも1人として数える。繁忙期だけ数人を足す運用では、足した月の請求が上がります。
- 連携していない人は数えない。紙でシフトを受け取っているスタッフをアプリに招待しなければ、その人は課金対象になりません。ただし希望シフトの自動反映という利点も受けられません。
無料体験は2か月。終わり方に注意する
無料体験の条件も費用ページに明記されています。「『無料体験期間』として利用開始月と、翌月が0円」。利用開始月はアカウント登録をした月で、公式は「8月13日にAirシフトのご利用を開始された場合、8月と9月が無料体験期間です」という例を挙げています。アカウント登録後に利用開始月を変更することはできません。
無料体験から有料利用までの流れ(公式の記載より)
- アカウント登録をする。登録した月が利用開始月になります。月末に登録すると、その月はほとんど使わないまま無料期間の1か月を消化します。
- 利用開始月と翌月を使う。この2か月は料金がかかりません。
- 無料体験が終わる。自動では課金されません。公式は「別途、利用申込みをしていただかない限り有料になることはありません」と回答しています。
- 継続するなら有料申込みをする。申込みを行わない場合、すべての機能が利用できなくなると明記されています。「利用終了」に自動で切り替わる旨も案内されています。
無料体験を最大限に使うなら、月初に登録してください。利用開始月は登録した月であり、日割りではありません。8月31日に登録すると、8月は1日しか使えないのに無料期間の1か月を消費します。シフトは月単位で回すものなので、まるまる2か月分の運用を試したいなら月初の登録が理にかなっています。
シフト収集と作成でできること
機能ページでは、シフト管理を「シフト収集」と「シフト作成」に分けて説明しています。収集側は、スタッフ用アプリ『シフトボード』から希望シフトを集め、提出された希望がシフト表に自動反映される仕組みです。公式は「紙やメールで集める手間がなくなります」「希望シフトの提出依頼はスタッフに自動で通知されます」「あとは、シフト表を参考にしながらシフトを組むだけ」と説明しています。

重要なのは、ここで自動化されているのが収集と転記であって、割り当ての決定ではないという点です。公式の表現も「シフト表を参考にしながらシフトを組むだけ」であり、条件を入れれば機械が割り当てを決めるという書き方にはなっていません。シフトを組む判断そのものは人が行います。
この線引きは、導入後に効いてくる期待値の設定でもあります。シフト管理システムに期待されることは大きく2つに分かれます。ひとつは、希望を集めて表に起こすまでの事務作業をなくすこと。もうひとつは、誰をどの枠に入れるかという判断そのものを機械に任せることです。Airシフトの公式説明がはっきり書いているのは前者で、希望シフトの収集、提出忘れの自動リマインド、シフト表への自動反映、過不足を見ながらの作成といった手順が並びます。後者を求めるなら、自動シフト作成を明示しているサービスを別に見るほうが筋が通ります。
作成側の説明には「シフトの作成をする上で必要な条件が、ひと目でわかるのでシフトの作成がカンタンになります」「過不足を見ながらシフト作成」とあります。つまり、人が判断するための材料を画面にそろえる設計です。紙と表計算ソフトで回している現場にとっては、ここが最も時間を食っている部分でもあるため、置き換える価値は小さくありません。自動化の有無だけで優劣を決めず、いま何に時間がかかっているかで判断してください。
打刻と人件費シミュレーションも同じ料金に入る
Airシフトは、シフト管理だけでなくタイムカード(出退勤打刻)も持ちます。機能ページには、打刻、概算人件費シミュレーション、勤怠記録の保管、複数店舗の一括管理、不正打刻の防止、給与計算ソフトへのデータ送信が並びます。

| 機能 | 公式の説明 |
|---|---|
| タイムカード(出退勤打刻) | スタッフの出勤・退勤・休憩時刻を打刻し、労働時間を集計できる |
| 概算人件費シミュレーション | 労働時間と設定した時給・交通費などを元に、概算の人件費を計算できる |
| 勤怠記録の保管 | デジタルで保管できる。保管義務の5年分も場所を取らず、紛失の心配もない |
| クラウド管理で他店舗にも対応 | 複数店舗の勤怠を一括管理できる。カードの収集も不要 |
| 正確かつ不正打刻を防止 | 出勤ボタン1つで打刻でき、書き換えなどの不正打刻も防止できる |
| 給与計算ソフトへのデータ送信 | データ送信して給与の計算に利用できる。※現在はfreee人事労務のみ対応 |
最後の行が、他社の給与ソフトを使っている事業者には効いてきます。公式が「現在はfreee人事労務のみ対応」と明記しているため、マネーフォワードやジョブカンで給与計算をしている場合、連携ではなくCSVなどの手作業になると考えておく必要があります。
業務割り当ての「ワークスケジュール」は無料
Airシフトを使うと、業務割り当て機能「ワークスケジュール」が無料で利用できると公式に記載されています。シフトの枠が決まった後、その時間に誰が何をするかを割り当てるための機能です。
公式の説明によれば、Airシフトのシフト情報が毎日1回自動で反映され、紙や表計算ソフトへの転記作業が不要になります。割り当てたい業務をドラッグ&ドロップするだけで作成・調整でき、「いつもの」をテンプレートとして保存できます。帳票として印刷し、スタッフへ共有することも可能とされています。ただし、費用ページの注記には「すべての機能が無料で利用可能なAirメイトとのサービス連携が必要となります」とあり、Airメイト側の連携が前提です。
Air ビジネスツールズとの連携で何ができるか
| 連携先 | 何ができるか |
|---|---|
| Airメイト | シフトデータと勤怠・概算人件費データを突き合わせ、店舗の売上や人件費の状況を確認・分析できる |
| Airレジ | Airメイトに連携すると店舗の売上データが自動で集計される。公式は「Airレジを利用していなくても、売上・人件費分析は可能です」とも注記 |
| Airワーク 給与支払/freee人事労務 | 給与計算用データの連携・出力 |
| ワークスケジュール | シフト情報をもとにした業務割り当て。無料で利用可能(Airメイトとの連携が必要) |
すでにAirレジでレジを運用している店舗なら、売上と人件費を同じ画面で見る流れが作りやすくなります。逆に、レジや給与を別の系統でそろえている事業者にとっては、この連携の価値は薄くなります。シフト管理単体の機能で選ぶのか、Air系列でそろえる前提で選ぶのかを先に決めてください。
公式が想定している業種と、掲載されている事例の規模
Airシフトの公式サイトには、業種別の活用ページが用意されています。2026年10月6日時点で掲載されているのは、飲食店・レストラン、食料品小売、コンビニ・スーパー、介護の4業種です。シフト管理という言葉が指す現場は幅広いのですが、公式が名指ししているのはこの4つに絞られています。
| 業種 | 公式ページ | トップページに掲載されている事例 |
|---|---|---|
| 飲食店・レストラン | あり | - |
| 食料品小売 | あり | - |
| コンビニ・スーパー | あり | セブン-イレブン八王子マルベリーブリッジ店(スタッフ22人)「人件費を自動で把握できるから、予算管理がラクになりました。」 |
| 介護 | あり | - |
| アパレル・日用品 | 業種別ページなし | アパレル雑貨メーカー 株式会社アンドモア(スタッフ16人)「柔軟な働き方に合わせたシフト作成でも、大幅な時間短縮が実現できました。」 |
事例に添えられているスタッフ数はどちらも16人と22人で、330円の単価がそのまま効く帯です。公式サイトが前面に出しているのは、数百人規模の本部運用ではなく、1店舗あたり十数人から二十数人のシフトを組む現場だと読めます。5店舗以上の法人には別の導線と専用ページが用意されており、本部・店舗統括、シフト作成者という役割で説明が分かれています。
事例の数字は会社側の掲載内容です。当サイトで検証した数値ではなく、満足度や削減時間を一般化できる根拠にもなりません。ここで読み取れるのは「公式がどの規模を想定して売っているか」であって、効果の大きさではありません。自社に当てはまるかは、同じ人数・同じ業種の条件で無料体験を回して判断してください。
料金表の外で発生しうるもの
月額330円のほかに検討が要るところ
- 打刻用の端末。タイムカードはクラウドで動きますが、打刻させる端末(パソコンやタブレット)は自前です。公式は対応端末をパソコン・タブレット(iPad)としています。ShiftMAXのように打刻機を購入する形ではないぶん、手元の端末で代用できるかを確認してください。
- Airメイトの連携。ワークスケジュールを無料で使うには、Airメイトとのサービス連携が必要と注記されています。Airメイト自体はすべての機能が無料で利用可能と書かれていますが、アカウントの用意という手間は発生します。
- 給与ソフト側の対応。freee人事労務以外を使っている場合、連携ではなく出力したデータの取り込み作業が残ります。その工数は料金表に出てきません。
- スタッフへのアプリ案内。課金対象は連携しているスタッフなので、裏を返せば連携しなければ機能も使えません。スタッフにアプリを入れてもらう段取りが、導入時のいちばん現実的な作業になります。
他のシフト管理システムと比べた強み
公式情報から読み取れる強み
料金の読み違えが起きにくい
プランが分かれておらず、330円という一本値です。oplusのようにプランとオプションを積み上げる必要がなく、人数×330円で総額が決まります。
少人数でも使える下限が明示されている
2人以下は一律990円。ShiftMAXの月額5万円からや、10名単位の契約と比べると、個人店舗の入口が広く設計されています。
打刻と人件費まで同じ料金に入る
oplusは打刻を使うにはPro+勤怠プラン(200円/ユーザー)が要りますが、Airシフトはプラン分けがなく、タイムカードも概算人件費も同じ330円の中にあります。
試す期間が2か月ある
シフトは月単位の業務なので、1か月の体験では1回しか回せません。利用開始月と翌月という設計は、2回分の運用を試せる長さです。
他のシフト管理システムと比べた弱み
公式情報から読み取れる弱み
無料で使い続ける選択肢がない
oplusはスタンダードプランが0円で上限100ユーザーまで使えます。Airシフトの0円は2か月の体験だけで、その後は人数に応じた課金になります。
人数が増えても単価が下がらない
330円は人数によらず一定です。シフオプは1,000ユーザー以上でIDパックプランに切り替わり、1,000パック270,000円(税別)=1人あたり270円になります。1,000人なら差は月6万円です。
割り当ての自動化は公式に書かれていない
公式の説明は収集と自動反映までで、条件を入れて機械が割り当てるという記載はありません。oplusは自動シフト作成をオプション(300円/ユーザー)として明示しています。
給与連携先が限られる
給与計算ソフトへのデータ送信は現在freee人事労務のみ対応と注記されています。他社の給与ソフトを使っている場合、連携前提では選べません。
向く事業者・向かない事業者
| 条件 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| スタッフ3〜50人の店舗 | 向く | 330円の単価がそのまま効く帯。3人なら990円、30人でも9,900円 |
| スタッフ1人の個人店 | 要検討 | 一律990円。1人あたりに直すと990円になる |
| すでにAirレジ・Airメイトを使っている | 向く | 売上と人件費を同じ画面で見られる設計 |
| freee人事労務で給与計算している | 向く | 公式が対応を明記している唯一の給与ソフト |
| freee以外の給与ソフトを使っている | 向かない | データ送信の対応先として記載がない |
| 無料のまま運用したい | 向かない | 0円は2か月の体験のみ。期限のない無料プランはない |
| 1,000人規模の多店舗 | 要検討 | 330円のまま。固定価格へ切り替わるシフオプのほうが1人あたりは下がる |
| 管理をスマートフォンのブラウザで完結させたい | 向かない | 公式が「スマホWebでのご利用は推奨していません」と記載 |
申し込みと解約まわりで公式に書かれていること
手続きの条件
- 登録は「AirID」で2分。公式は「メールアドレスやお店の情報を入力するだけでカンタンに登録できます」と案内しています。
- 無料体験の利用開始月は変更できない。アカウント登録後に変更できないと明記されています。
- 自動課金はされない。無料体験終了後に有料申込みをしなければ、「利用終了」に自動で切り替わります。
- 5店舗以上は別導線。費用ページには「1〜4店舗の法人の方」と「5店舗以上の法人の方」でボタンが分かれており、5店舗以上は資料ダウンロードへ案内されます。複数店舗向けの専用ページも用意されています。
このページの要点
1. 料金は330円/人(税込)の一本値。2人以下は一律990円で、3人から単価どおりになる。
2. 課金対象はシフトボードと連携しているスタッフで、同月内の最大人数で確定する。退職処理の遅れがそのまま請求に出る。
3. 打刻・概算人件費・勤怠保管まで同じ料金に入るが、給与連携はfreee人事労務のみ。
4. 無料は2か月の体験。期限のない無料プランが必要ならoplusを見る。
他の4サービスと同じ条件で金額を並べたい場合は、クラスターのハブページにまとめています。
よくある質問
- プランは選べますか。
- 費用ページにプランの区分はありません。スタッフ1人あたり月額330円(税込)の一本値で、2人以下の場合に一律990円(税込)という下限が適用されます。
- 初期費用はかかりますか。
- かかりません。公式は初期費用とサポート費用を無料と明記しています。
- 月の途中でスタッフが入れ替わると料金はどうなりますか。
- 公式は「同月内で連携スタッフ人数に変動がある場合、1ヶ月の間の最大連携スタッフ人数で料金が確定されます」としています。増えた人数が基準になります。
- 無料体験が終わると自動的に課金されますか。
- されません。公式は「別途、利用申込みをしていただかない限り有料になることはありません」と回答しています。ただし申込みをしない場合、すべての機能が利用できなくなります。
- 給与計算ソフトと連携できますか。
- データ送信に対応しているのは、公式の注記では現在freee人事労務のみです。Airワーク 給与支払との給与計算用データ連携も案内されています。
- スマートフォンだけで管理できますか。
- 管理者側の動作環境として、公式は「他の機能と同じく、パソコン・タブレット(iPad)でご利用いただけます。現時点では、スマホWebでのご利用は推奨していません」としています。スタッフ側はアプリ『シフトボード』を使います。
このページで確認した一次情報(2026年10月6日)
- Airシフト「費用・料金」 https://airregi.jp/shift/cost/
- Airシフト「シフト管理」 https://airregi.jp/shift/function/management/
- Airシフト「タイムカード・勤怠管理」 https://airregi.jp/shift/function/timecard/
- Airシフト「ワークスケジュール」 https://airregi.jp/shift/function/workschedule/
- Airシフト「Air ビジネスツールズとの連携・活用」 https://airregi.jp/shift/function/integration/

