BIZTEL ビジネスフォンは、基本契約のプラン料金に、必要なオプションを1か月単位で足していくオンデマンド型のクラウドPBXです。この記事は、公式の料金ページ・機能ページ・解約ページ・会社概要に掲示されている値だけを使って、プランの段ごとの上限、オプションの単価、通話料、そして解約の締め日を整理したものです。入口の金額が他社より重い理由と、そのぶん何が公開されているかはクラウドPBX比較5選で並べています。
入口はライトプランで初期50,000円・月間利用料21,000円(税抜)。内線番号数40、同時通話数は基本3・最大10、外線番号数1が標準です。
プランは14段階あり、最上位のスタンダード300は月間利用料822,500円(税抜)です。一方でスタンダードスマート300は月間40,000円と大きく下がり、代わりに同時通話数が基本10・最大100に抑えられ、電話番号と同時通話数以外のオプション追加ができません。
通話料は全国一律で、国内固定電話へ8円/3分、携帯電話・PHSへ18円/1分(いずれも税抜)です。
解約は解約希望月の前月末までに申告が必要で、解約日による日割りの利用料返還は行われません。
提供会社と受付状況
BIZTELは、株式会社リンクとブライシス株式会社の共同事業として運営されていると公式の会社概要に明記されています。営業・導入・サポート・企画・マーケティングをリンクが、開発・インフラ構築/運用・品質管理をブライシスが担う分担です。契約の窓口と、システムを作っている会社が別という構造は、サポートの問い合わせ先を確認するときに知っておく意味があります。
| 項目 | 株式会社リンク | ブライシス株式会社 |
|---|---|---|
| 役割 | 営業・導入・サポート・企画・マーケティング | 開発・インフラ構築/運用・品質管理 |
| 本社 | 東京都港区北青山2-14-4 アーガイル青山14階/15階 | 東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3階 |
| 代表者 | 岡田 元治 | 眞神 克二 |
| 資本金 | 10,000,000円 | 16,978,800円 |
| 設立 | 1987年11月 | 2003年5月 |
| スタッフ | 122名 | 57名 |
| 拠点 | 本社のほか大阪支社・福岡支社 | 本社 |
リンクは届出電気通信事業者番号 A-17-8479、総務省の電気通信番号使用計画 総基番第109号、優良電話事業者登録 ETOC2026A:U0029 を公開しています。取得認証として ISO 27001 と ISO 27017、加盟団体として一般社団法人日本コールセンター協会が挙げられています。電話サービスを提供するための届出と番号の使用計画が公開されている点は、比較の際に確認しておきたい項目です。
受付状況は、2026年9月27日時点でサービスページに資料ダウンロード、お問い合わせ、説明・デモ依頼、見積依頼、サービスの申し込みの各導線があり、受付中です。導入実績は「2,000社超」、導入までの期間は「最短5営業日」と案内されています。
料金の型は「基本契約+オンデマンドのオプション」
公式は料金の考え方を「月額21,000円から。ビジネスフォン機能の料金にオプション・機能拡張の料金を加算するオンデマンドタイプ」と説明しています。基本契約でプランを決め、そこに必要な機能だけを月単位で足す形です。
金額が積み上がる4つの層
① 基本契約
プランを選ぶと、内線番号数・同時通話数・外線番号数の上限が同時に決まります。ここが月額の土台です。
② 機能拡張
電話番号の追加、同時通話数の追加、電話端末の追加、全通話録音。番号や回線の「数」を増やす層です。
③ 機能追加
CRM連携、API連携、音声認識、AI連携など。ライトとスタンダードで単価が2倍違いますが、機能差分はないと明記されています。
④ 通話料と機器
全国一律の通話料と、固定電話端末・ヘッドセットの購入費。
基本契約の全プラン
プランは14段階が公開されています。すべて税抜で、外線番号数の標準提供はどのプランも1です。
| プラン | 初期費用 | 月間利用料 | 内線番号数 | 同時通話数(基本) | 同時通話数(最大) |
|---|---|---|---|---|---|
| ライト | 50,000円 | 21,000円 | 40 | 3 | 10 |
| スタンダード30 | 300,000円 | 80,000円 | 80 | 10 | 30 |
| スタンダード50 | 500,000円 | 135,000円 | 100 | 30 | 50 |
| スタンダード70 | 700,000円 | 190,000円 | 120 | 50 | 70 |
| スタンダード90 | 900,000円 | 245,000円 | 150 | 70 | 90 |
| スタンダード110 | 1,100,000円 | 300,000円 | 180 | 90 | 110 |
| スタンダード130 | 1,300,000円 | 355,000円 | 210 | 110 | 130 |
| スタンダード150 | 1,500,000円 | 410,000円 | 240 | 130 | 150 |
| スタンダード170 | 1,700,000円 | 465,000円 | 270 | 150 | 170 |
| スタンダード190 | 1,900,000円 | 520,000円 | 300 | 170 | 190 |
| スタンダード210 | 2,100,000円 | 575,000円 | 330 | 190 | 210 |
| スタンダード250 | 2,500,000円 | 685,000円 | 390 | 230 | 250 |
| スタンダード300 | 3,000,000円 | 822,500円 | 465 | 280 | 300 |
| スタンダードスマート300 | 300,000円 | 40,000円 | 300 | 10 | 100 |
プラン名の数字は同時通話数の最大値と一致しています。スタンダード30なら最大30、スタンダード150なら最大150です。内線番号数はそれとは別に決まっており、スタンダード300で465、スタンダード150で240という割り当てになっています。「何人が内線を持つか」と「同時に何本話すか」を別々に見積もる設計です。
公式の注記として、スタンダード90以降のプランは利用者の運用内容に基づいて構成等を提案する形とされています。表の金額がそのまま適用されるとは限りません。また、スタンダード170〜210以降の対象バージョンは3.9.22以降、スタンダード250以降は3.13.0以降と書かれています。
スタンダードスマート300という例外
この表でもっとも目を引くのが最下行です。スタンダード300とスタンダードスマート300は、どちらも名前に300が付きますが中身が違います。
| 項目 | スタンダード300 | スタンダードスマート300 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 3,000,000円 | 300,000円 |
| 月間利用料 | 822,500円 | 40,000円 |
| 内線番号数 | 465 | 300 |
| 同時通話数(基本/最大) | 280/300 | 10/100 |
| オプション追加 | 可能 | 電話番号と同時通話数以外は不可 |
月間利用料は約20分の1ですが、同時通話数の基本が280から10へ下がり、最大も300から100へ下がります。さらに電話番号および同時通話数以外のオプション追加ができないと明記されています。全通話録音もCRM連携も足せません。内線は多く配るが同時に話す本数は少なく、追加機能も要らない、という使い方に絞ったプランです。
機能拡張の単価

この表で実務上いちばん効くのは、同時通話数の追加が初期0円・月額3,000円/1通話という単価です。プランの「最大」まではこの単価で増やせます。ライトプランなら基本3から最大10まで、7通話ぶんで月額21,000円を足す計算になります。基本料と同額です。
電話番号の単価は種類で大きく違います。03/050番号は月額300円ですが、0570番号は月額10,000円です。0120/0800番号には「別途、着信先となる外線番号(03番号)が必要」という注記が付いており、0120番号だけでは完結しません。06番号やその他の地域番号、および番号ポータビリティ(0ABJ)は地域によって料金が異なる場合があるとされ、金額に幅が付いています。
機能追加(CRM連携・API連携など)の料金
機能追加はライトとスタンダードで単価が異なり、おおむねスタンダードがライトの2倍です。ただし公式は「基本契約プランによりオプション費用は異なりますが、機能差分はありません」と明記しています。払う金額が違っても、できることは同じという意味です。
| 機能 | ライト | スタンダード |
|---|---|---|
| CRM連携 着信ポップアップ | 50,000円/20,000円 | 100,000円/40,000円 |
| CRM連携 着信ポップアップ/通話履歴 | 100,000円/30,000円 | 200,000円/60,000円 |
| 着信ルーティング | 50,000円/10,000円 | 100,000円/20,000円 |
| 発信フィルタリング | 50,000円/20,000円 | 100,000円/40,000円 |
| 通知番号選択 | 50,000円/10,000円 | 100,000円/20,000円 |
| 音声合成 | 50,000円/20,000円 | 100,000円/40,000円 |
| API連携 IVR | 100,000円/40,000円 | 200,000円/80,000円 |
| API連携 コールアクション | 50,000円/20,000円 | 100,000円/40,000円 |
| ステレオ録音API | 75,000円/30,000円 | 150,000円/60,000円 |
| イベント通知API | 100,000円/40,000円 | 200,000円/80,000円 |
| 音声暗号化 | 50,000円/20,000円 | 100,000円/40,000円 |
| 音声認識連携(AmiVoice API同時提供) | 50,000円/20,000円 | 100,000円/40,000円 |
| AI連携 | 50,000円/20,000円 | 100,000円/40,000円 |
音声認識連携には、別途「AmiVoice API」のテキスト化従量課金が発生します。公式が示している単価は、ログありが0.0275円/秒、ログなしが0.04125円/秒で、毎月60分までは無料です。AI連携はさらに、音声認識連携オプションと、BIZTELと連携する生成AIサービスの契約が前提になります。解析料は「標準AI 3円/回」で、通話時間や解析内容にかかわらず1回あたり一律の従量課金と説明されています。
その他のオプションとして、VPNサービスが初期110,000円・月額19,000円、セキュリティプラスが初期400,000円・月額160,000円、インターネットFAX(03/06/052/050の新規)が初期10,000円・月額3,000円(受信は月1,800枚まで、送信は月1,200枚まで)と公開されています。DRサービスは通常契約の初期費用・月間利用料それぞれ2分の1という設定です。
通話料は全国一律

公式は「IPビジネスフォンだから、通話料は全国一律」と説明しています。国内発信は固定電話へ8円/3分、携帯電話・PHSへ18円/1分です。距離による区分がないため、拠点が全国に散っていても通話料の見積もりが単純になります。
注意したいのが0120/0800番号の着信料です。着信元によって単価が変わり、携帯電話・PHSからの着信は11.88円/20秒、つまり1分あたり35.64円になります。フリーダイヤルを置く場合、着信の多くが携帯からであれば、通話料は発信側の単価とはまったく別の規模になります。
端末・機器の費用
固定電話端末とヘッドセットの価格も公開されています。初期設定費用込みの表示です。
| 種類 | 機種 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 固定電話端末 | サクサ IP NetPhone SXIII(新) | 37,000円 | 初期設定費用2,000円・ACアダプタ費用2,500円込み。PoEスイッチ利用でACアダプタ不要なら34,500円 |
| 固定電話端末 | サクサ IP NetPhone SXIII(旧) | 32,700円 | 初期設定費用2,000円・ACアダプタ費用1,700円込み。ACアダプタ不要なら31,000円。新機器との動作差分はなしと明記 |
| 固定電話端末 | Grandstream GRP2601 | 14,000円 | 初期設定費用2,000円込み。ACアダプタは本体価格に含む |
| コードレス(親機) | Grandstream DP750 | 21,100円 | 親機1台に対し最大5台まで子機を接続可能 |
| コードレス(子機) | Grandstream DP720 | 22,100円 | — |
| アダプタ | Grandstream HT801 | 15,000円 | 初期設定費用2,000円込み |
| ヘッドセット | Poly Blackwire C3210 | 5,700円 | USB-C/USB-A対応(USBアダプタ付属) |
| ヘッドセット | EPOS IMPACT 730T | 23,850円 | USB-C/USB-A対応(USBアダプタ付属) |
電話端末の価格には5倍以上の幅があります。Grandstream GRP2601 が14,000円、サクサ IP NetPhone SXIII(新)が37,000円です。台数が多い導入では、この選択が初期費用の大部分を決めます。なお、公式は EPOS IMPACT SC 30 USB ML について「在庫限りで販売終了。後継モデルは IMPACT 100 MS Mono USB-C+A」と注記しています。
標準の機能とオプションの機能
機能ページでは、標準で備わる機能とオプションの機能が区別して表示されています。区別がはっきりしているため、見積もりの前に「これは追加料金か」を判断できます。
標準とオプションの切り分け
標準で使える
代表番号発着信(03・06・050・0120)、IVR(音声ナビ)、管理画面での設定変更、ソフトフォン(アプリ型とブラウザ型/WebRTC)、コールフロー表示、2段階認証、課金明細・通話履歴、共有/個人電話帳
オプション
全通話録音、音声認識・テキスト化、CRM連携(CTI/SFA・MA連携)、API連携、番号継続利用、VPNサービス、セキュリティプラス、DRサービス、番号変換サービス、着信ルーティング、発信フィルタリング
注記のある項目
代表番号発着信は別途キャリアへの申込みが必要な場合あり。モバイル端末の利用には別途オプション申し込みが必要。ソフトフォンはWindowsとMacに対応。
IVRが標準機能に入っている点は、この5サービスの中では特徴的です。Arcstar Smart PBX では通話録音とIVRが RING×LINK という別サービスとの接続によって利用可能になる設計で、BIZTELとは分け方が違います。
5サービスの中での位置づけ
| サービス | 入口の月額 | 数える単位 | 同時通話数の扱い | 通話料の公開 |
|---|---|---|---|---|
| BIZTEL ビジネスフォン | 21,000円(税抜) | プランごとの内線番号数 | プランで基本と最大が確定。1通話3,000円で追加 | あり(全国一律) |
| Arcstar Smart PBX | 基本料5,500円+550円×ID数(税込) | ID(着信グループも1ID) | 50IDごと10ch付与、10chごと5,500円 | 料金ページには金額の記載なし |
| MOT/TEL | 5,980円〜(税抜) | プランごとの利用可能人数 | プラン表では非公開 | 料金ページには金額の記載なし |
| ナイセンクラウド | 2,000円〜(税抜) | 内線=端末の台数 | 電話回線側の契約による | 回線事業者の契約による |
| トビラフォンCloud | 3,000円+通話料(税抜) | ユーザー(内線番号) | 基本2回線、1回線500円で追加 | あり(050番号) |
入口の金額だけを見ると5社の中でいちばん高い構成ですが、プランの全段と、拡張の単価と、通話料が同時に公開されているのは BIZTEL とトビラフォンCloud だけです。規模が読めている組織ほど、この情報量は見積もりの手間に直結します。
他商品と比べた強み・弱み
他商品と比べた強み
- プラン表が14段階すべて公開されている。ライトからスタンダード300まで、初期費用・月間利用料・内線番号数・同時通話数(基本と最大)・外線番号数が1枚の表にあります。規模を変えたときの費用を事前に読めるのは、この5つの中でここだけです。
- 「内線の数」と「同時に話す数」が分離して設計されている。スタンダードスマート300のように、内線300に対して同時通話の基本を10に抑えた構成が選べます。MOT/TEL のようにプラン表で同時通話数が示されないサービスでは、この設計判断ができません。
- 通話料が全国一律で公開されている。国内固定8円/3分、携帯18円/1分。距離区分がないため、多拠点でも通話料の試算が単純になります。
- IVRが標準機能。Arcstar Smart PBX が別サービスとの接続を前提にしているのに対し、追加契約なしで使えます。
- 解約の条件が具体的な文章で公開されている。締め日、日割り返還の有無、キャンセルの受付期限まで書かれています。他4社の料金ページでは確認できなかった項目です。
他商品と比べた弱み
- 入口が5社の中でいちばん重い。ライトでも初期50,000円・月額21,000円(税抜)です。数人規模なら、ナイセンクラウド ライト(月額2,000円)やトビラフォンCloud 基本セット(月額3,000円)のほうが桁で軽くなります。
- プラン間の段差が大きい。ライト21,000円の次がスタンダード30で80,000円です。内線40では足りず80も要らない規模では、支払う金額と使う量が合いません。
- 外線番号数の標準提供が1。増やすたびに単価が積み上がります。0570番号は月額10,000円、0120/0800番号は月額3,500円に加えて着信先の03番号が別途必要です。
- スタンダード90以降は表の金額どおりとは限らない。「運用内容に基づき構成等を提案」とされており、大規模ほど事前の自己試算が効きにくくなります。
- スタンダードスマート300は拡張できない。電話番号と同時通話数以外のオプション追加ができません。安いプランを選ぶと、あとから録音や連携を足す道が閉じます。
- 日割りの返還がない。解約日にかかわらず当月分は満額です。短期の利用や、期中での縮小には向きません。
向く利用者・向かない利用者
導入の向き・不向き
向いている
内線を数十〜数百配る/同時通話数を先に確定させたい/IVRや全通話録音を電話システム側で完結させたい/CRMやAPIと連携させたい/通話量が多く通話料の試算が要る
向いていない
1〜5名で最小の月額から始めたい/内線40では多すぎる/短期間だけ使いたい/期中の縮小で返金を期待したい
判断を保留すべき
スタンダードスマート300。月額は軽いが、あとからオプションを足せない点が将来の制約になります。
解約の条件
解約についての専用ページが公開されており、次の条件が明記されています。5サービスの中で、解約の締め日と返金の扱いを公開しているのは BIZTEL だけでした。
解約の手順と期限
解約希望月の前月末までに申告する
すべての解約、または一部機能の解約いずれも対象です。前月末日が当社休業日である場合、解約締め日は前営業日になります。
申告はフォームで行う
「基本契約」の解約、「オプション」の解約、「電話番号」の解約が対象です。不明点は営業担当に相談する案内になっています。
0120/0800/0570番号は裏番号の扱いを指示する
これらの番号を解約する際は、着信用裏番号も同時に解約するかどうかの指示が必要です。
キャンセルは解約月の10日まで
10日が当社休業日である場合は前営業日まで。それ以降の解約キャンセルは受け付けられません。
通話料の請求は翌月
解約希望月の通話料は翌月に通話料のみの請求書が発行されます。通話が解約希望月の末日をまたいだ場合は、翌々月の請求です。
解約日による日割りの利用料返還は行っていないと明記されています。月の初めに解約しても当月分の利用料は満額です。詳細は利用規約第8条を参照するよう案内されています。
確認できたこと・確認できなかったこと
公式サイトから確認できたのは、プランの全段、オプションの単価、通話料、端末価格、解約の条件、運営2社の会社概要です。最低利用期間については、料金ページと解約ページには記載がありませんでしたが、導入を検討中のお客さま向けのよくある質問に「各サービス・オプションともに1ヶ月単位でご利用いただけます」と明記されています。契約の単位は1か月で、そのうえで解約には前月末までの申告が必要、という2段構えの条件です。
同じよくある質問では、サポートについて「24時間365日対応のサポートが利用できる」と案内され、導入支援やセットアップは有償で承るとされています。携帯電話での内線・外線の発信については「BIZTELモバイルのご契約が必要となります」とあり、スマートフォンで使うには別サービスの契約が要る点も押さえておく必要があります。IVRについては「BIZTELの標準機能でご利用いただけます」「高品質なIVRを追加料金なくご利用いただけます」と明記されています。
また、06番号やその他の地域番号、番号ポータビリティ(0ABJ)の料金は「地域によって異なる場合があります」とされ、確定額は問い合わせが必要です。番号継続利用と番号変換サービスは「個別お見積」と表示されています。この3項目は、見積もりの段階で金額が付く部分です。
よくある質問
- いちばん安いプランはいくらですか。
- ライトプランで初期50,000円・月間利用料21,000円(税抜)です。内線番号数40、同時通話数は基本3・最大10、外線番号数1が標準で付きます。
- 同時通話数は後から増やせますか。
- 機能拡張として初期0円・月額3,000円/1通話で追加できます。ただし追加できるのはプランごとの「最大」までです。ライトなら最大10通話までとなります。
- スタンダードスマート300はなぜ安いのですか。
- 内線番号数300はそのままに、同時通話数を基本10・最大100に抑えているためです。あわせて、電話番号と同時通話数以外のオプション追加ができないと明記されています。
- 通話料はいくらですか。
- 国内発信は固定電話へ8円/3分、携帯電話・PHSへ18円/1分(税抜、全国一律)です。0120/0800番号の着信は着信元で単価が変わり、携帯電話・PHSからの着信は11.88円/20秒です。
- 解約するとどうなりますか。
- 解約希望月の前月末(前月末日が休業日なら前営業日)までの申告が必要です。解約日による日割りの利用料返還は行われません。申請した解約のキャンセルは解約月の10日まで受け付けられます。
- いつから使えますか。
- 公式は「最短5営業日でビジネスフォン導入」と案内しています。インターネット回線があれば必要なのは設定のみで、1週間後には使用開始できると説明されています。
- 最低利用期間はありますか。
- 導入を検討中のお客さま向けのよくある質問に「各サービス・オプションともに1ヶ月単位でご利用いただけます」と記載されています。ただし解約には解約希望月の前月末までの申告が必要で、日割りの利用料返還は行われません。
- スマートフォンで内線・外線の発信はできますか。
- よくある質問には「可能です。BIZTELモバイルのご契約が必要となります」と記載されています。BIZTEL ビジネスフォンの契約だけでは完結しません。
- 他のサービスと比べるには何を見ればいいですか。
- 入口の金額だけでなく、数える単位(内線番号数・ID・端末台数・ユーザー数)と同時通話数の扱いをそろえてください。5サービスを同じ項目で並べたクラウドPBX比較5選と、単価積み上げ型のArcstar Smart PBXの料金と条件が比較の材料になります。
あわせて確認しておくこと
BIZTELは解約の条件を専用ページで公開している数少ないサービスですが、番号の扱いと緊急通報については公開ページから読み取れない部分があります。読み取れなかった部分を制度側から補った記事を3本用意しています。
導入前に読む3つの論点
BIZTELの前月末という締め日は5サービスの中でどの位置にあるのか。日割りの扱いが3通りに分かれることとあわせて、同じ表で見られます。
BIZTELが「地域によって料金が異なる」とし、対応可能な地域を問い合わせに委ねている理由。総務省が定める実施の例外まで踏み込んで扱っています。
BIZTELについては、よくある質問にも利用規約にも緊急通報の記載を確認できませんでした。他の4サービスがどう書いているかと、総務省の義務規定を並べています。
出典(BIZTEL の公開ページ。すべて2026年9月27日に確認)
- BIZTEL「BIZTEL ビジネスフォン 料金」https://biztel.jp/bp/pricing/(月額21,000円からのオンデマンドタイプという説明、基本料金・仕様の全14プラン、機能拡張の単価、機能追加の単価とライト/スタンダードの差、AmiVoice APIの従量課金と標準AI 3円/回、VPN・セキュリティプラス・DRサービス・インターネットFAXの料金、通話料・通信料、端末・機器料金、スタンダード90以降の提案・対象バージョン・スマート300のオプション制限の各注記)
- BIZTEL「BIZTEL ビジネスフォン 機能」https://biztel.jp/bp/functions/(標準機能とオプション機能の区別、代表番号発着信の注記、ソフトフォンのアプリ型とブラウザ型/対応OS、モバイル端末利用時のオプション申し込み)
- BIZTEL「サービスの解約について」https://biztel.jp/support/cancel/(解約締め日、休業日の扱い、日割り返還を行わない旨、利用規約第8条の参照、0120/0800/0570番号の裏番号、解約キャンセルの期限、通話料の請求時期)
- BIZTEL「会社概要」https://biztel.jp/company/(株式会社リンクとブライシス株式会社の共同事業と役割分担、両社の所在地・代表者・資本金・設立・スタッフ数、届出電気通信事業者番号A-17-8479、総基番第109号、優良電話事業者登録ETOC2026A:U0029、ISO 27001/27017)
- BIZTEL「BIZTEL ビジネスフォン」https://biztel.jp/bp/(最短5営業日で導入、2,000社超の導入実績、問い合わせ・見積もり・デモの各導線)
- BIZTEL「よくある質問」https://biztel.jp/guide/faq/(契約期間は各サービス・オプションとも1ヶ月単位である旨、携帯電話での内線・外線発信にBIZTELモバイルの契約が必要である旨、IVRが標準機能で追加料金なく利用できる旨、24時間365日対応のサポートと有償の導入支援・セットアップ)
BIZTEL ビジネスフォンの料金・仕様・受付状況は変更されます。この記事のプラン表をそのまま使わず、申込み前にBIZTELの公開ページで引き直してください。契約期間は「各サービス・オプションともに1ヶ月単位」とよくある質問に記載されています。06番号・その他の地域番号・番号ポータビリティ(0ABJ)の確定額、番号継続利用と番号変換サービスの金額は、2026年9月27日時点の公開ページからは確認できませんでした。確認できなかった項目を推測で補っていません。

