社内wikiの無料トライアルは長さより終わり方|期間・契約の刻み・解約時のデータ【2026年】

社内wiki5サービスの無料トライアル期間を比べたアイキャッチ。Kibelaライトの2週間からesaのチーム作成月から2ヶ月後の月末までを横棒で比較している

トライアルを見るときの要点(2026年9月28日時点の5社の公式表示)

社内wikiの無料トライアルは、長さだけでなく終わったあとに何が起きるかが各社で違います。放置したときにデータが消えるサービスと、チームが凍結されるサービスと、そのまま残るサービスがあります。

期間はKibelaのライトが2週間、NotePMとDocBaseが30日間、esaはチーム作成月から2ヶ月後の月末まで。esaは月初に始めると3ヶ月近くになります。

契約の刻みも揃っていません。年間一括払いの割引を公表しているのはStockだけで、そのぶん自動更新と返金なしという条件が付きます。

トライアルの長さを並べる

まず期間だけを一覧にします。同じ「無料で試せる」でも、実際に使える日数はかなり違います。

サービス期間機能の制限カード登録
NotePM30日間なし(すべての機能が利用可能)不要
DocBase30日間なし(すべての機能を制限なく試せる)不要
Kibelaライト2週間/スタンダード1ヶ月/エンタープライズ2ヶ月有料プランにしかない機能も試せる継続する場合は期間中に登録
esaチーム作成月から2ヶ月後の月末まで記載を確認できず継続する場合は登録
Stock日数の記載を確認できずフリープランへ移行できる自動的に課金スタートすることはないと案内

Kibelaはプランによって4倍の差があります。ライトを2週間試しても、エンタープライズの機能は確かめられません。上位プランを検討しているなら、最初からエンタープライズのトライアルを申し込むほうが2ヶ月使えて確実です。

esaの「2ヶ月後の月末まで」を読み解く

esaの期間は日数ではなく月末で区切られます。公式の例では、9月中にチームを作ると11月末日まで無料です。

チームを作った日無料期間の終わり実際の日数
9月1日11月30日約91日
9月20日11月30日約72日
9月30日11月30日約62日

同じ規則でも、始める日によって1ヶ月近い差が出ます。準備を整えてから月初に作るだけで、試せる期間が増えます。ほかの4社は登録日を起点に日数を数えるため、この工夫は効きません。

終わったあとに何が起きるか

ここが最も差の出るところです。何もしないまま期間が過ぎたときの動きを並べます。

NotePMの公式料金ページのよくある質問。契約期間は1ヶ月または12ヶ月、無料お試し期間中に機能制限はないこと、申し込みがない場合はデータが自動的に消去されることなどの回答が展開されている
出典:NotePM「料金案内」よくある質問(2026年9月28日に表示を確認。閲覧時に各質問を開いた状態で撮影)。
サービス放置したときの動き課金
NotePM申し込みがない場合、データが自動的に消去される発生しない
Kibelaカード未登録のまま終了するとチームが凍結される発生しない
esaカード未登録のままだと一定期間の後にチームが自動的に削除される発生しない
Stock有料プランかフリープランを選ぶまでデータは保存される。選択の期限もなし発生しない
DocBase30日を過ぎると有料プランの契約が必要発生しない

どのサービスも自動で課金される仕組みはありません。違うのはデータの扱いです。NotePMとesaは消え、Kibelaは凍結され、Stockだけは期限なく保存されます。

試用のあいだに実際の手順書を書き溜めるつもりなら、終了日を担当者の予定表に入れておくことが必要です。忘れた時点で書いたものが失われるサービスが3つあります。

凍結と削除は同じではない

Kibelaの「凍結」とesaの「削除」は、言葉の重さが違います。公式の記載を並べると、復旧の可否が分かれます。

サービス状態その後の案内
Kibelaチームが凍結される継続を希望する場合はサポート宛に連絡するよう案内されている
esaチームが自動的に削除される削除の案内のみ。復旧の手段は記載を確認できず
NotePMデータが自動的に消去される復旧の手段は記載を確認できず

凍結なら連絡することで再開できる余地がありますが、削除・消去の場合は公開ページに戻す手段が書かれていません。試用を止めるときは「消える前提」で扱うのが安全です。

契約の刻みと更新の仕組み

有料に移ったあとの条件も、比較の対象になります。契約期間の刻みと更新の扱いを並べます。

サービス契約の刻み更新途中の変更
NotePM1ヶ月または12ヶ月(支払い方法により選べる期間が異なる)記載を確認できずプランはいつでも変更できる
Stock月々払い/年間一括払い自動更新。契約期間終了日の翌日に同一プラン・同一期間で更新フリーへ下げると制限が一斉にかかる
esa月額(毎月1日に前月分を請求)記載を確認できず日割りで人数を増減できる
Kibela月額記載を確認できずプランページで変更
DocBase月額記載を確認できず記載を確認できず

NotePMは「1ヶ月または12ヶ月です」と明示したうえで、支払い方法によって選べる期間が異なると注記しています。請求書払いや口座振替を使う場合は、月単位を選べるとは限らない前提で確認してください。

30日で何ができるかを見積もる

期間の長さは、そのまま検証できる量につながります。30日というのが長いのか短いのかを、実際の作業量から考えます。

社内wikiの試用で必要なのは、少なくとも3つの確認です。書き手が無理なく投稿できるか、読み手が必要な情報にたどり着けるか、管理側が権限と枠を扱えるか。このうち2つ目は、ある程度の記事が溜まらないと確かめられません。10件程度の手順書では、検索しなくても目で探せてしまうためです。

実務で意味のある検証をするなら、50件から100件は入れたいところです。既存の文書があるなら移すだけで済みますが、新しく書き起こす場合は1日2件書いても1ヶ月かかります。30日は「書き溜めて検索を試す」にはぎりぎりの長さだと考えたほうが現実的です。

この観点で見ると、esaの2ヶ月超やKibelaエンタープライズの2ヶ月には意味があります。1ヶ月目で文書を入れ、2ヶ月目で検索と回遊を確かめるという二段構えが取れるためです。期間の差は、確かめられる項目の差として効きます。

解約するとデータはどうなるか

使い始めたあとで止める場合の条件も、契約前に見ておく価値があります。3社で明確な記載が見つかりました。

サービス止め方データの扱い返金
esaチームを削除するチームごと消える。削除した月以降は請求されない記載を確認できず
Stockフリープランへ下げるか、チームを削除する累計20を超えるノートが作成の新しい順に削除される。データエクスポートも同時に使えなくなる返金はできないと明記
DocBase記載を確認できずMarkdown・JSON形式でエクスポートできる記載を確認できず

Stockの条件は順番が重要です。フリープランへ下げるとノートが消えるうえ、書き出す機能も同時に止まります。有料のうちに取り出しておかないと、手元に何も残りません。

esaは、支払いを止めることとデータを消すことが同じ操作になっています。一時的に休止して後で再開する使い方は想定されていません。

書き出せるかどうかを先に確かめる

解約の条件を考えるうえで、データの持ち出し手段があるかは決定的です。5社の状況を整理します。

サービスエクスポート条件
DocBase対応Markdown・JSON形式。公開APIもあり
NotePM対応よくある質問にデータエクスポートの案内あり
Stock条件つきエンタープライズプランのみ。ビジネスプランでは使えない
esa記載を確認できず今回は公開ページで確認できず
Kibela記載を確認できず今回は公開ページで確認できず

Stockでは、書き出しのために月額の高い系統を選ぶことになります。ビジネス10とエンタープライズ10の差は年間一括で月5,500円(税抜)です。この差額は「出口の価格」だと考えて判断してください。

無料プランとトライアルは別のもの

比較記事では「無料」がひとまとめに扱われがちですが、期限つきの試用と、条件つきで使い続けられる無料プランは役割が違います。

サービス期限つきのトライアル続けられる無料プラン無料プランの制限
Kibelaありあり(コミュニティ)5人・4グループまで、1GB/人
Stockありあり(フリー)チーム全体で累計20ノートまで、1GB
NotePMありなし−
DocBaseありなし(恒久的な無料プランはないと明記)−
esaありなし−

無料プランを持つ2社も、性格が違います。Kibelaのコミュニティは人数とグループ数の制限で、その範囲なら使い続けられます。一方Stockのフリーは累計20ノートという使い切りの制限で、削除してもカウントが戻りません。

つまりStockのフリープランは「小さく使い続ける場所」ではなく、実質的にはもう一段の試用枠です。20件書いた時点で判断を迫られると考えて計画を立ててください。Kibelaのコミュニティは、人数が5人を超えなければ制限なく書き続けられます。

試用から本番へ移すときのデータ

試用期間に書いた内容が、有料プランへそのまま引き継がれるかも確認しておく項目です。

サービス有料プランへ移したときの扱い
NotePMそのまま引き継がれると明記
Kibelaトライアル期間中にカードを登録すれば継続利用できる
Stock有料プランまたはフリープランを選択するまでデータが保存される
esaトライアル終了日の翌日から料金が発生する形で継続
DocBase記載を確認できず

引き継ぎが明記されていると、試用期間を助走として使えます。本番で使う手順書をそのまま書き始められるため、30日という期間を実質的な準備期間に充てられます。引き継ぎの記載がない場合は、試用で書いたものを作り直す前提で計画したほうが安全です。

試用の期間で確かめておくこと

期間が限られているぶん、確かめる順番を決めておくと無駄がありません。

1

実際の文書を入れる

サンプルではなく、本番で使う手順書や議事録を入れます。書式の崩れや検索の当たり方は、実データでないと分かりません。

2

書く人以外に触ってもらう

導入を進める担当者だけが触ると、検討が進みません。実際に読む立場の人に検索してもらいます。

3

オプションも試す

NotePMのSSO/SAML認証とIPアドレス制限は、有料オプションながら30日間の試用が可能と案内されています。要件に入るなら同時に確かめます。

4

書き出しを試す

エクスポートの操作を一度やっておくと、出口の条件が実感として分かります。契約前に確かめられる数少ない項目です。

5

終了日を予定表に入れる

データが消えるサービスがあります。判断の締め切りを担当者の予定に入れておきます。

延長できるか、再開できるか

期間内に判断しきれない場合の逃げ道も、各社で違います。

Kibelaは公式に「トライアル期間の延長も承っております」と書き、希望する場合はサポート宛に連絡するよう案内しています。期間の延長を明文化しているのは5社のうちKibelaだけでした。

Stockは期限の考え方が違い、トライアル終了後も「有料プランまたはフリープランを選択するまで、チーム内のすべてのデータが保存されています」「プラン選択の期限はありません」と案内されています。判断を先送りしてもデータが残る点は、比較した中で唯一の扱いです。

ほかの3社は、延長や再開に関する記載を公開ページで確認できませんでした。期間内に決める前提で計画を立ててください。

支払い方法で契約の条件が変わる

契約の刻みを決める前に、支払い方法を確定しておく必要があります。方法によって選べる条件が変わるサービスがあるためです。

サービス支払い方法条件の違い
NotePMクレジットカード払い・請求書払い・口座振替支払い方法によって選択できる契約期間が異なる
Kibelaクレジットカード・請求書請求書払いは固定ID数課金になり、未利用分の値引きが付かない
Stockクレジットカード・銀行振込銀行振込はエンタープライズまたはアカデミックのみ
esaクレジットカードほかの方法は記載を確認できず
DocBase記載を確認できず−

Stockの銀行振込は、請求代行サービスへの委託という形を取ります。公式は「マネーフォワードケッサイ株式会社が運営する請求代行サービス『マネーフォワード掛け払い』に請求を委託しているため、同社が請求元になります」と説明し、審査の結果として他の支払い方法を案内する場合があるとも記載しています。

締日と請求日も明示されています。締日は契約期間開始日が属する月の末日、請求日はその翌月の末日で、請求書は締日から数営業日以内にメールで届きます。初回の入金までに2ヶ月近い間隔があることになるため、経理の処理と合わせて確認してください。

よくある質問

いちばん長く試せるのはどのサービスですか

esaです。チーム作成月から2ヶ月後の月末までで、月初に作れば3ヶ月近くになります。次に長いのはKibelaのエンタープライズプランで2ヶ月です。

トライアル中に自動で課金されますか

5社とも、期間中や終了時に自動で課金される案内はありません。NotePMとDocBaseはクレジットカードの登録そのものが不要です。

放置するとデータは残りますか

サービスによります。Stockは期限なく保存されますが、NotePMは自動的に消去、esaは一定期間後にチームが自動削除、Kibelaはチームが凍結されます。

トライアルを延長できますか

Kibelaは公式に延長を受け付けると案内しています。ほかの4社については、公開ページで延長の記載を確認できませんでした。

年間一括払いで安くなるサービスはありますか

Stockが約16.7%、2ヶ月分の割引を公表しています。ただし契約は自動更新で、支払い済みの料金は返金されません。

解約するとデータは消えますか

esaは解約がチームの削除と同じ操作なので消えます。Stockはフリープランへ下げると累計20を超えるノートが削除され、書き出す機能も同時に使えなくなります。有料のうちに取り出してください。

試用の計画を1枚にまとめる

最後に、ここまでの条件を踏まえた進め方をまとめます。5社すべてを同時に試すのは現実的ではないので、候補を2つに絞ってから始めます。

試用を始める前に決めておくこと

開始日

esaを候補に入れるなら月初に作ります。ほかの4社は登録日から数えるため、いつ始めても長さは変わりません。

試すプラン

Kibelaはプランによって期間も機能も違います。本番で使う予定のプランで申し込みます。

入れる文書

引き継ぎが明記されているサービスなら、本番の手順書をそのまま書き始められます。

終了日の扱い

データが消えるサービスでは、終了の数日前に判断する日を決めておきます。

2社を並行して試す場合、同じ文書を両方に入れると比べやすくなります。検索の当たり方、書式の崩れ、読む側の分かりやすさは、同じ内容で比べないと差が見えません。

そして最後に、書き出しを一度試してください。契約前に出口を確かめられるのは試用期間のあいだだけです。入るときより出るときのほうが条件は厳しいというのが、5社を調べて共通していた点でした。

関連する記事

試用のあとに実際いくら払うことになるかは、社内wiki(ナレッジ共有ツール)5サービスの料金比較の人数別の表で確かめられます。金額の決まり方そのものは社内wikiの料金体系の違い、読むだけの人の扱いは閲覧専用ユーザーと無料枠で扱っています。

トライアル後の料金や解約の条件を個別に確かめるなら、NotePM、Kibela、DocBase、esa、Stockの各ページをご覧ください。

この記事で確認した一次情報

  • NotePM「料金案内」よくある質問
    https://notepm.jp/price(契約期間は1ヶ月または12ヶ月、支払い方法により選べる期間が異なること、無料お試し期間中の機能制限なし、申し込みがない場合のデータ自動消去、カード登録不要、トライアル中のデータ引き継ぎ、契約期間途中のプラン変更、SSO/SAML認証とIPアドレス制限の30日間試用、データのインポート・エクスポート。2026年9月28日に表示を確認)
  • Kibelaヘルプセンター「各プランの料金や機能の違いについて」
    各プランの料金や機能の違いについて(プラン別のトライアル日数、延長の受付、継続時のカード登録、未登録で終了した場合のチーム凍結。2026年9月28日に表示を確認)
  • DocBase よくある質問
    https://docbase.io/faq(30日間の無料トライアル、全機能を制限なく試せること、カード登録不要、終了後に自動課金されないこと、恒久的な無料プランがないこと、Markdown・JSONのエクスポート。2026年9月28日に表示を確認)
  • esa ご利用料金/docs.esa.io FAQ
    https://esa.io/pricing(チーム作成月から2ヶ月後の月末までの無料トライアルと具体例、毎月1日の請求、解約はチームの削除、カード未登録のまま放置した場合の自動削除。2026年9月28日に表示を確認)
  • Stock よくある質問
    https://www.stock-app.info/faq/16681.html(トライアル終了後に有料プランまたはフリープランへ移行できること、選択までデータが保存されること、選択の期限がないこと、フリープラン移行時の制限一覧。あわせて契約更新の自動更新とダウングレード時の返金不可を契約更新・ダウングレードの各ページで確認。2026年9月28日に表示を確認)

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