社内wikiの料金体系は3つの型に分かれる|1人あたり・枠売り・人数上限つきの見分け方【2026年】

社内wikiの料金体系の3つの型を示したアイキャッチ。1人あたり課金・枠をまとめて買う・人数上限つきプランの3枚のカードが並んでいる

料金体系を見分けるための要点(2026年9月28日時点の5社の公式表示)

社内wikiの料金は、金額を並べる前に「何を数えて課金しているか」を見分けないと比較になりません。実際に5サービスを調べると、数え方は3つの型に分かれました。

1人あたりで数える型、人数の枠をまとめて買う型、人数上限つきのプランを選ぶ型です。同じ30人でも、型が違うと月額が2倍以上ずれます。

さらに、税の表示、支払い方法、年払いの扱いも各社でばらばらです。比較表の数字だけを横に並べると、揃っていない条件を同じものとして扱うことになります。

料金体系は3つの型に分かれる

まず、数え方そのものを整理します。どの型かが決まると、見積もりで確かめるべき項目も決まります。

型数え方該当するサービス見積もりで先に確かめること
1人あたり課金単価×アカウント数Kibela・esa読むだけの人も課金対象になるか
枠をまとめて買う人数の枠ごとの定額NotePM・Stock枠を埋められるか。段差の位置はどこか
人数上限つきプラン上限人数で決まるプランを選ぶDocBase上限までの余りがどれだけ出るか

3つの違いは「人が1人増えたときに料金がどう動くか」に出ます。1人あたり課金なら単価の分だけ増え、枠と上限つきプランなら枠をまたぐまでは0円、またいだ瞬間に大きく跳ねます。

1人あたり課金はどこで効くか

Kibelaとesaは、アカウント数に単価を掛けます。esaは1ユーザー1ヶ月500円(税込)の一本値で、Kibelaはプランによって550円・880円・1,650円(税込)です。

この型の利点は、人数が読みやすいことです。30人なら30人分、31人になれば1人分だけ増えます。予算を人数に比例させて組めるので、組織が少しずつ大きくなる場合に計画が崩れません。

弱いのは、読むだけの人が多い場合です。書く人も読む人も同じ単価で数えるため、閲覧中心の組織では総額が伸びます。ただしKibelaには編集者数の3倍までの無料閲覧枠があり、この点だけは枠売りに近い性格を持ちます。

もうひとつ、同じ1人あたり課金でも「使わなかった月」の扱いが違います。Kibelaはクレジットカード払いなら前月に一度もアクセスしなかったアカウント分がポイントで戻りますが、esaは「個人のログインや投稿状況には関係なく料金が日割りで発生します」と明記しています。同じ型でも実質負担は変わります。

枠をまとめて買う型の落とし穴

NotePMとStockは、人数の枠に対して定額を払います。枠の中なら何人でも同じ金額なので、上限に近づけるほど1人あたりは下がります。

NotePMの公式料金ページの料金シミュレーション。編集ユーザー数と閲覧ユーザー数を入力し、有料オプションを選んで結果を確認する3段階の画面
出典:NotePM「料金案内」料金シミュレーション(2026年9月28日に表示を確認)。編集ユーザー数と閲覧ユーザー数を分けて入力する設計になっている。

注意したいのは段差です。Stockはビジネス10(月々7,800円・税抜)の次がビジネス20(15,600円)で、11人目が入ると年間で93,600円増えます。増えた1人あたりで見れば極端に高い数字ですが、20人まで埋めれば元の1人あたりに戻ります。

NotePMはもう一段ややこしく、編集する人と読むだけの人で別々に上限があります。プラン10は編集10名・閲覧30名で、書く人が8名でも読む人が60名なら上のプランへ移ることになります。枠売りでは「どちらの上限に先に当たるか」を確かめないと見積もりが外れます。

人数上限つきプランを選ぶ型

DocBaseは、1人・3人・10人・30人・100人という上限でプランが分かれます。枠売りと似ていますが、刻みが粗いぶん段差が大きく、上限までの余りがそのまま単価に乗ります。

実際の人数選ぶプラン月額(税込)1人あたり
3人スターター(3人まで)1,320円440円
4人ベーシック(10人まで)4,950円1,238円
10人ベーシック(10人まで)4,950円495円
30人レギュラー(30人まで)11,000円366.7円

3人から4人になるだけで1人あたりが3倍近くに跳ね、10人まで埋めると元に戻ります。この型では「今の人数」ではなく「1年後の人数」でプランを選ぶのが定石です。

同じ人数でも総額がどれだけずれるか

型の違いが金額にどう出るかを、同じ条件で並べます。書く人と読む人の比率を変えると順位が入れ替わります。

条件全員が書く10人書く5人・読む15人
課金対象になる人数の考え方10人合計20人
1人あたり課金(esa・税込)5,000円10,000円
1人あたり課金(Kibelaライト・税込)5,500円2,750円
枠売り(NotePMプラン10・税抜)5,400円5,400円
枠売り(Stockビジネス・税抜・年一括)6,500円13,000円
上限つきプラン(DocBase・税込)4,950円11,000円

左の列では5社が4,950円から6,500円の間に収まり、差はほとんどありません。ところが右の列では2,750円から13,000円まで開きます。比較の結論を分けるのは金額ではなく、読むだけの人をどう数えるかだと分かります。

右の列でKibelaが下がるのは、編集5名に対して無料の閲覧枠が使えるためです。NotePMが変わらないのも同じ理由で、プラン10の閲覧枠30名に15人が収まります。逆にesa・Stock・DocBaseは、読む人も1人として数えます。ただしStockには、1フォルダだけに参加するゲストを人数無制限で無料招待できる権限があります。

容量の数え方も体系によって違う

料金の型と並んで、ストレージの付き方も比較の対象になります。人数に比例するのか、チーム単位なのか、そもそも上限がないのかが分かれます。

サービス容量の考え方10人で使う場合
NotePMプランごとに上限。編集1名につき10GBの比率100GB(プラン10)
Kibela1ユーザーあたり。プランで5GB〜20GB50GB(ライト)
DocBase1人あたり3GBの比率でプランに付属30GB(ベーシック)
esa合計の制限なし上限なし
Stock1人あたり10GB(ビジネス)/20GB(エンタープライズ)100GB(ビジネス10)

同じ10人でも30GBから上限なしまで開きます。ただし容量が判断を分ける場面は、使い方によって大きく変わります。テキスト中心の議事録やメモなら、どのサービスでも当面は足りません。画面写真を多く貼る手順書やマニュアルを作るなら、先に埋まるのは容量のほうです。

容量が足りなくなったときの手当ても違います。DocBaseは10GBあたり550円(税込)で追加でき、プランを上げずに済みます。NotePMとStockはプランを上げる形になり、人数の枠も一緒に増えます。追加ストレージという選択肢があるかどうかは、画像の多い使い方を想定するなら確認しておく項目です。

なおNotePMは「テキストデータはストレージ容量を消費しません。あくまで画像やスクリーンショットなどの添付ファイルに対して換算されます」と注記しています。esaは合計の制限がない一方で1ファイルの上限が初期設定で10MBです。上限は合計と1件のどちらに掛かっているかを分けて読む必要があります。

税の表示が揃っていない

金額を横に並べる前に、税の扱いを揃える必要があります。5社の表示はばらばらでした。

サービス料金ページの表示並べるときの扱い
NotePM税抜1.1倍して揃える
Kibela公式サイトは税別、ヘルプセンターは税込どちらの数字か確認してから使う
DocBase税込を主表示、税抜を併記そのまま使える
esa税込そのまま使える
Stock税抜1.1倍して揃える

税抜1万円と税込1万円では1,000円違います。10人規模なら誤差に見えますが、100人規模では年間で10万円以上の差になります。稟議に出す表では、どちらで揃えたかを明記してください。

支払い方法が料金条件そのものになる

見落とされやすいのが、支払い方法による違いです。事務手続きの話に見えて、実際には金額や利用条件を変えます。

サービス支払い方法に関する条件
Kibela請求書払いを選ぶとアクティブ課金の値引きが付かない(固定ID数課金になる)
Stock銀行振込はエンタープライズプランまたはアカデミックプランのみ
NotePMクレジットカード払い・請求書払い・口座振替に対応。支払い方法により選べる契約期間が異なる
esaクレジットカードでの支払い
DocBase料金ページからは確認できず

カード決済を使わない方針の組織では、KibelaとStockの見え方が変わります。Kibelaは料金ページが打ち出している利点が効かなくなり、Stockは系統ごと上のプランになります。支払い方法は、人数を数える前に決めておく項目です。

年払い・自動更新・返金の扱い

契約の刻みと更新の仕組みも、総額に効きます。

サービス契約の刻み年払いの割引更新
Stock月々払い/年間一括払い約16.7%(2ヶ月分)自動更新・返金なし
NotePM1ヶ月または12ヶ月公式の記載を確認できず記載を確認できず
Kibela月額公式の記載を確認できず記載を確認できず
esa月額(毎月1日に前月分を請求)公式の記載を確認できず記載を確認できず
DocBase月額公式の記載を確認できず記載を確認できず

年払いの割引を明示しているのはStockだけでした。ただし自動更新で、支払い済みの料金は返金されません。2ヶ月分の割引と、1年間動けない制約をセットで見る必要があります。

「記載を確認できず」は、条件が存在しないという意味ではありません。公開ページに書かれていないだけで、見積もりや問い合わせでは提示される場合があります。比較表の空欄を「なし」と読み替えないでください。

機能で料金が変わる型と、変わらない型

人数の数え方とは別に、機能によって料金が動くかどうかという軸があります。ここも5社で分かれました。

サービス機能と料金の関係上位でしか使えない代表例
NotePMプラン間の機能差はなし。別建ての有料オプションありSSO/SAML認証・IPアドレス制限(有料オプション)
esaプランの区分そのものがないなし
Kibela単価の違うプランで機能が分かれる管理機能・AI機能はスタンダード以上、SAML2.0とSCIMはエンタープライズのみ
DocBase人数でプランが決まり、機能差は小さい。一部はオプショングループ単位のAI利用制限・AI操作履歴(セキュリティパック)
Stockビジネスとエンタープライズの2系統で機能が分かれるデータエクスポート・SSO・IP制限・銀行振込はエンタープライズのみ

機能差が小さい型は、見積もりが人数だけで決まるので話が速く進みます。逆に機能で分かれる型では、要件がひとつ増えるだけで単価が倍近く動くことがあります。Kibelaでシングルサインオンが必要になればエンタープライズの1,650円(税込)が前提になり、ライトの550円とは3倍の開きです。

要注意なのは、導入時には不要に見えて後から効いてくる機能です。代表がデータの書き出しで、Stockではエンタープライズプランでしか使えません。乗り換えるときや契約を終えるときに初めて必要になるため、見積もりの段階では軽く扱われがちです。

この軸を先に潰しておくと、人数の議論が一度で済みます。機能要件を確定してから人数を数えるのが、やり直しの少ない順番です。

見積もりを立てる順番

ここまでの内容を、実際に手を動かす順番に並べ直します。金額を調べるのは最後です。

1

書く人と読む人を分けて数える

この2つを分けずに総人数だけで比べると、型による差が消えてしまいます。まず名簿を2列にします。

2

支払い方法を確定する

カードか請求書かで、選べるサービスと金額が変わります。経理の方針を先に確認します。

3

認証やアクセス制限の要件を洗う

シングルサインオンやIP制限が必須なら、上位プランや有料オプションが前提になります。人数の議論より先に確定させます。

4

1年後の人数で枠を選ぶ

枠売りと上限つきプランでは、段差をまたぐ時期が費用を左右します。今の人数で選ばないようにします。

5

税の表示を揃えて年額に直す

月額のまま比べると差が小さく見えます。税込の年額に直してから並べます。

この順で進めると、5社の中で候補が2つか3つに絞られます。絞ってから金額を見るほうが、条件の合わないサービスの安さに引きずられずに済みます。

年額に直すと差がはっきりする

月額のまま比べると、数千円の違いは小さく見えます。税込の年額に直すと、判断に使える大きさになります。書く10人・読む20人という構成で並べます。

サービス該当する枠・プラン月額(税込に換算)年額
NotePMプラン10(編集10名・閲覧30名)5,940円71,280円
Kibelaライト 編集10名+無料閲覧枠5,500円66,000円
esa30人分15,000円180,000円
DocBaseレギュラー(30人まで)11,000円132,000円
Stockビジネス30・年間一括21,450円257,400円

年額では66,000円から257,400円まで開き、最も高いサービスは最も安いサービスの約3.9倍です。差を生んでいるのは単価ではなく、読むだけの20人を課金対象に数えるかどうかの1点だけです。

この表は「どれが優れているか」を示すものではありません。読む人を無料で足せる仕組みがないサービスにも、権限設計や書き出しの自由度といった別の利点があります。年額の差が、その利点に見合うかを判断する材料として使ってください。

逆に、全員が書き手になる組織で同じ表を作ると順位は入れ替わります。10人全員が編集する構成なら、DocBaseのベーシックが年59,400円で最も安く、Stockのビジネス10は年間一括で85,800円(税込換算)です。自社の構成で作り直さない限り、他人の比較表は使えません。

よくある質問

いちばん安い社内wikiはどれですか

条件によって変わります。全員が書く10人のチームならDocBaseのベーシックが月4,950円(税込)で最も安く、書く5人・読む15人という構成ではKibelaライトが月2,750円(税込)になります。人数と役割を決めずに順位は付けられません。

無料で使い続けられるサービスはありますか

KibelaとStockに0円のプランがあります。Kibelaは5人・4グループまで、Stockはメンバー数無制限ですがノートがチーム全体で累計20回までです。esaとNotePMとDocBaseには恒久的な無料プランがありません。

読むだけの人を無料で追加できるのはどれですか

NotePMとKibelaの2社です。どちらも編集できる人数の3倍まで閲覧専用のユーザーを追加でき、範囲はチーム全体に及びます。Stockにも無料で招ける権限がありますが、参加できるのは1フォルダだけです。

人数が増えたときに料金が跳ねるのはどの型ですか

枠をまとめて買う型と、人数上限つきプランを選ぶ型です。枠をまたぐ瞬間に次の段の金額へ移ります。1人あたり課金の型では、増えた人数分だけ増えます。

比較表を作るときに揃えるべき項目は何ですか

税の表示、契約の刻み、支払い方法、閲覧専用ユーザーの扱い、そして確認日の5つです。このうちどれかが揃っていない表は、金額の大小を比べる用途には使えません。

料金は変わる。確認日を必ず残す

調べた5社のうち、公開ページに改定の記録が残っていたものがあります。金額は固定ではないという前提で扱ってください。

サービス公開ページから読み取れる更新の記録
DocBaseよくある質問に「すべて2025年11月改定後の現行料金です」と明記
Kibela料金を扱うヘルプ記事の更新日が2026年7月17日、ポイントの記事が2026年1月23日
esa料金のヘルプ記事の更新日が2023年9月15日、決済連結の記事が2025年6月13日。アカデミックプランは2025年5月に条件を変更
NotePM・Stock料金ページに更新日の表示は見当たらず

更新日が出ているサービスは、その日以降に変わっていないかを確かめる手がかりがあります。出ていないサービスでは、自分がいつ見たかを記録に残すしかありません。社内で比較表を回覧するときは、各行に確認日を入れておくと、数ヶ月後に読んだ人が誤解しません。

この記事に載せた金額は、すべて2026年9月28日に各社の公開ページで表示を確認したものです。稟議に使う前に、同じページをもう一度開いて突き合わせてください。とくに改定の記録があるサービスは、掲示のしかたが変わっている可能性があります。

関連する記事

ここで整理した3つの型に実際の金額を当てはめた表は、社内wiki(ナレッジ共有ツール)5サービスの料金比較に人数別で載せています。型の差を最も大きくする要素である読む人の扱いは閲覧専用ユーザーと無料枠、契約の刻みと解約の条件は無料トライアルと契約の単位で掘り下げました。

型ごとの代表を個別に見るなら、枠売りはNotePMとStock、1人あたり課金はKibelaとesa、人数上限つきはDocBaseのページが対応します。

この記事で確認した一次情報

  • NotePM「料金案内」
    https://notepm.jp/price(編集ユーザーと閲覧ユーザーの枠、プラン別の月額、料金シミュレーション、契約期間は1ヶ月または12ヶ月、支払い方法により選べる期間が異なること、支払い方法。2026年9月28日に表示を確認)
  • Kibela 公式サイト 料金/ヘルプセンター
    https://kibe.la/(4プランの単価、無料の閲覧ユーザー枠、アクティブ課金と請求書払いでの固定ID数課金、税別・税込の表示の違い。2026年9月28日に表示を確認)
  • DocBase 料金プラン
    https://docbase.io/#plan(人数上限つきの5プランと月額、税込主表示・税抜併記。2026年9月28日に表示を確認)
  • esa ご利用料金
    https://esa.io/pricing(1ユーザー1ヶ月500円・税込、ログインや投稿状況に関係なく日割りで発生すること、毎月1日に前月分を請求。2026年9月28日に表示を確認)
  • Stock ご利用プラン/よくある質問
    https://www.stock-app.info/pricing.html(人数の枠ごとの月々払いと年間一括払い、税抜表示、銀行振込の条件、自動更新と返金なし。2026年9月28日に表示を確認)

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