RPAツール比較7製品|全プランの金額を公開しているのは3製品、課金の単位はPC・ユーザー・ロボットで割れる【2026年】

法人向けRPAツール7製品比較のイメージ。料金の公開範囲と課金の単位という副題と、淡い青の料金表、ロボット、歯車、自動化の流れを示す3つのノードが並んでいる

RPAツールの見積もりが各社で桁違いになるのは、値引きの差ではなく「何を1つと数えて課金するか」が製品ごとに違うからです。パソコンの台数で数える製品、シナリオを作る人の数で数える製品、同時に動くロボットの数で数える製品が混在しています。単位がそろっていない金額を並べても比較になりません。

この記事は、2026年11月3日に各社の公式ページを開いて、料金とライセンスの条件を読み直したものです。確かめたのは7製品で、すべてのプランの金額が公式サイトに載っていたのは3製品だけでした。金額が1円も載っていない製品もあります。そこで、金額そのものに加えて「どこまで公開されているか」も比較の軸に入れました。

公式ページを読んで分かったこと

  1. 全プランの金額が公式サイトに載っているのは BizRobo!・アシロボ・Power Automate の3製品。WinActor・マクロマン・UiPath は一部のプランだけ金額があり、残りは「オープン価格」「別途お見積り」「セールスにお問い合わせ」になる
  2. ロボパットAI は公式の料金ページに金額が1つも無い。代わりに「契約は1か月単位」「台数無制限のフローティングライセンス」といった条件のほうが公開されている
  3. 課金の単位はPC台数・ユーザー数・ロボット数の3通り。Power Automate はアテンド型が1ユーザー月額2,248円、非アテンド型が1ボット月額22,488円で、同じ製品の中でも約10倍開く
  4. 金額の表記も税込と税別が混在している。WinActor は税込表示、BizRobo!・アシロボ・マクロマン・Power Automate は税別表示なので、並べるときは片方にそろえる必要がある
  5. 基本機能を月額0円のまま使い続けられると明記しているのはマクロマンだけ。期間・人数・実行回数の制限なしと公式ページに書かれている

比較した7製品と、掲載・除外の基準

掲載したのは、2026年11月3日時点で日本語の公式サイトがあり、法人向けの提供が続いていることをそのサイトで確認できた7製品です。内訳は、国産のデスクトップ型が3製品(WinActor・アシロボ・マクロマン)、国産のサーバー型を含むシリーズが1つ(BizRobo!)、金額非公開の国産製品が1つ(ロボパットAI)、海外製が2製品(Power Automate・UiPath)になります。

除外したのは次の3種類です。1つ目は、提供元の公式サイトが見つからず、比較サイトの掲載情報しか確認できなかった製品。2つ目は、RPAではなくiPaaSやワークフロー製品として案内されているもの。3つ目は、提供終了・新規受付停止が公式に告知されていた製品です。なお「公式サイトに金額が無い」ことは除外の理由にしていません。金額が無いこと自体が、検討時に知っておくべき情報だからです。

順番は料金の安い順でも知名度順でもなく、金額の公開範囲が広い順に並べています。広告の有無で順番を変えてはいません。価格と条件はすべて各社の公式ページから引いています。読み取ったのは2026年11月3日です。

7製品の料金早見表

RPAツール7製品の公開価格と課金の単位(2026年11月3日に各社公式ページで確認)
製品提供会社公式サイトに載っている金額課金の単位税の表記
BizRobo!オープン株式会社mini 年90万円/Lite 年120万円/Lite+ 年180万円/Basic 年792万円同時に動かせるロボットと開発シートの数税別
アシロボディヴォートソリューション株式会社月5万円+初期費用20万円1契約=パソコン2台税別
Power AutomateMicrosoftPremium 月2,248円/Process 月22,488円/Hosted Process 月32,233円Premiumはユーザー、Process系はボット税別
マクロマンコクー株式会社フリー 月0円/スタンダード 月5万円+初期10万円/プレミアムは別途見積もり(初期20万円)利用するパソコンの台数税抜
WinActorNTTアドバンステクノロジ株式会社ノードロック版 フル機能版 年1,098,680円/実行版 年300,080円。フローティング版はオープン価格ライセンス1本(PC固定か、どのPCでも使えるか)税込
UiPathUiPathベーシック 月25ドルから。スタンダードとエンタープライズは問い合わせユーザーとロボットの組み合わせ記載なし(ドル建て)
ロボパットAI株式会社FCE金額の掲載なしライセンス(台数は無制限のフローティング)—

金額はいずれも各社の公式ページに掲載されていた表記のままです。税の扱いが製品ごとに違うため、並べる前にどちらかへそろえてください。

課金の単位は「PC」「ユーザー」「ロボット」の3通りに割れる

見積もりを取る前に決めておくと話が早いのは、金額ではなく数え方のほうです。7製品の課金単位は、大きく3つに分かれます。

パソコンの台数で数える

アシロボ/マクロマン

アシロボは1契約でパソコン2台まで。マクロマンはスタンダードが1〜20台、21台以上はプレミアムになります。人数ではなく、ツールを入れる端末の数で決まります。

使う人の数で数える

Power Automate Premium

1ユーザーあたり月額相当2,248円(年払い、税別)。人に紐づくので、同じ人が複数の端末で使っても1つです。

同時に動くロボットの数で数える

BizRobo!/Power Automate Process

BizRobo! は同時稼働ロボット数と開発シート数でプランが分かれ、Power Automate Process は1ボット月額相当22,488円。並列で動かしたい本数がそのまま金額になります。

課金の単位ごとに分けた7製品の並び(各社公式ページの記載にもとづく、2026年11月3日確認)

WinActorとロボパットAIは、この3つのどれとも少し違います。WinActorは「ノードロックライセンス(PCごとにインストールして使う)」と「フローティングライセンス(管理機能と組み合わせて、どのPCでも使える)」でライセンスの種類そのものが分かれます。ロボパットAIは1ライセンスを複数PCで使える台数無制限のフローティングライセンスだと公式ページに書かれており、拠点が複数あっても追加費用なしで運用できるとされています。

ここで一度きりしか効かない比較をしないために、見積もりを依頼する前に「同時に何本動かしたいか」と「シナリオを作る人は何人か」を数字で決めてから各社へ渡してください。この2つが決まっていないと、どの製品も最小構成の金額を出してくるため、後から台数やボットを足すたびに前提が崩れます。依頼文に入れる項目はRPAツールの見積もりを同じ条件でそろえるにまとめました。

WinActor|希望小売価格は公開、フローティング版はオープン価格

WinActorは、2010年にNTTの研究所で生まれ、2014年1月にNTTアドバンステクノロジ株式会社が販売を開始した国産のRPAツールです。公式サイトのライセンス紹介ページに、年間ライセンス利用料がメーカー希望小売価格として掲載されています。

WinActorのライセンス紹介ページの公式キャプチャ画面。WinActor Ver.7のノードロックライセンスはフル機能版が年1,098,680円(税込)、実行版が300,080円(税込)、フローティングライセンスはフル機能版・実行版・管理実行版ともオープン価格、AI連携ライセンスはフル機能版2,197,800円(税込)、実行版600,600円(税込)と並んでいる
出典:NTTアドバンステクノロジ「WinActor ライセンス紹介」(2026年11月3日に表示を確認)

ライセンスの種類は、ノードロックライセンス、フローティングライセンス、AI連携ライセンスの3つです。さらに種別として、シナリオの作成・編集ができる「フル機能版」、作成済みシナリオの実行だけができる「実行版」、フローティングライセンスでのみ提供される「管理実行版」があります。金額が載っているのはノードロックライセンスとAI連携ライセンスで、フローティングライセンスは3種別ともオープン価格と書かれていました。

検討時に見落としやすいのは、ノードロックライセンス用のWinActorと、フローティングライセンス・AI連携ライセンス用のWinActorを同じパソコンで併用することが非推奨とされている点です。途中でライセンスの種類を変える計画があるなら、並行運用の期間をどう作るかを先に相談しておく必要があります。なお、見積もりや製品デモは販売代理店へ直接問い合わせる形になっており、公式サイトから金額を確定させることはできません。ライセンスの種類と種別の組み合わせ、管理製品の条件はWinActorの価格とライセンスで詳しく見ています。

BizRobo!|年90万円から792万円まで、提供会社はオープン株式会社

BizRobo! は、クライアント型の「mini」とサーバー型の「Lite/Lite+/Basic」に分かれています。公式ページにはプランごとに年額が掲載されており、7製品のなかでは価格の刻みがもっとも細かく読み取れます。

BizRobo! Basic&Liteの料金プランの公式キャプチャ画面。BizRobo! Liteが年1,200,000円、Lite+が年1,800,000円、Basicが年7,920,000円で、実行環境・管理機能・スケジュール実行・同時稼働ロボット数・ロボット開発シート数・同時開発台数・想定利用規模が3プランで並んでいる
出典:オープン株式会社「BizRobo! Basic&Lite」(2026年11月3日に表示を確認)

サーバー型の3プランは、同時稼働ロボット数と開発シート数で段が上がる設計です。Liteは同時稼働1台・開発シート1枚で年120万円、Lite+は同時稼働2台・開発シート3枚で年180万円、Basicは同時稼働が最大10台程度・開発シート10枚で年792万円でした。クライアント型のminiは、実行環境がローカルで同時実行1台・同時開発1台のスタンダードが年90万円です。いずれも税別表記で、「別途初期費用がかかります」と注記されていますが、初期費用の金額は掲載されていません。

もう一点、社名を確認しておく必要があります。BizRobo! の提供会社は、公式サイトの表記上はオープン株式会社で、親会社はオープングループ株式会社(東証上場、証券コード6572)です。以前の社名で検索すると情報が混ざるため、問い合わせ先や契約書の社名はこの表記で確認してください。プランごとの条件と自治体向けライセンスはBizRobo!の料金でまとめています。

アシロボ|月5万円+初期20万円で、1契約にパソコン2台が付く

アシロボは、ディヴォートソリューション株式会社が提供するデスクトップ型のRPAです。同社は2012年8月の設立で、2007年5月にセレクチュアー株式会社のソリューション事業部として発足した経緯が会社概要に書かれています。

アシロボの価格ページの公式キャプチャ画面。料金が5万円/月(税別)、初期費用20万円(税別)でその他追加料金なし、台数は1契約=パソコン2台利用可能で2台ともシナリオ開発と実行が可能、機能はシナリオ本数無制限・24時間365日稼働、契約は初回6ヶ月単位で以降1ヶ月自動更新、解約は毎月末日で日割り計算なしと並んでいる
出典:ディヴォートソリューション「アシロボ 無料体験版と価格」(2026年11月3日に表示を確認)

金額は月5万円(税別)と初期費用20万円(税別)で、「その他追加料金なし」と明記されています。1契約でパソコン2台まで使え、2台ともシナリオの開発と実行ができます。シナリオの本数に制限はなく、24時間365日の稼働も可能とされています。操作説明会、導入前相談、シナリオQ&Aサイト、アフターフォローといったサポートはすべて無料で付くと書かれていました。

契約条件も同じページに載っています。初期費用は契約時の1回限り、契約は初回6ヶ月単位で以降は1ヶ月ごとの自動更新、解約は毎月末日で日割り計算はありません。支払いは口座振替か請求書を選べ、毎月末締めの翌月末払いで、翌々月の利用分を前払いする形です。請求の初回だけは初期費用と日割り分、翌月・翌々月の利用分をまとめて前払いするとされています。無料体験版は製品版と同じ全機能で1アカウント2ライセンス、利用期限は原則として発行日の翌月同日前日まで、原則1社1回で、体験版で作ったシナリオは製品版へ引き継げます。料金の内訳、動かないケース、解約日の扱いはアシロボの料金と契約条件で詳しく整理しています。

マクロマン|基本機能は月額0円のまま使い続けられる

コクー株式会社のマクロマンは、7製品のなかで唯一、基本機能を無料のまま使い続けられると公式ページに明記しています。

マクロマンの料金プランの公式キャプチャ画面。フリーは月額無料・初期費用0円で期間と人数と実行回数の制限なし、スタンダードは月額5万円(税抜)・初期費用10万円(税抜)で1〜20台までの小中規模向け、プレミアムは別途お見積りで初期費用20万円(税抜)、20台超の大規模向けと並んでいる
出典:コクー株式会社「マクロマンの料金・プラン比較」(2026年11月3日に表示を確認)

フリープランは月額無料・初期費用0円で、期間・人数・実行回数の制限がなく、利用するパソコンの台数にも制限がないと書かれています。スタンダードは月額5万円(税抜)・初期費用10万円(税抜)で、基本機能に上位機能が加わり、専任ヘルプデスクのチャットサポートと毎月のオンライン相談会が付きます。対象は1〜20台の小・中規模です。プレミアムは別途見積もりで初期費用20万円(税抜)、21台以上または契約枠に応じた設定になり、年間・年度契約に対応すると案内されています。20台以下でもプレミアム専用サポートを希望する場合は選べるとFAQに書かれていました。

Ver.6.0以降を初めて利用する場合、UIレコーダーや計画実行といった有償の上位機能を、利用開始月の翌月末まで無料で試せます。試用が終わっても基本機能は無料のまま使え、自動で有料プランへ移行することはないと注記されています。初期費用はスタンダードが10万円、プレミアムが20万円で、どちらも初回契約時のみ発生します。上位機能7つの内訳と動作環境はマクロマンの料金で扱っています。

Power Automate|アテンド型と非アテンド型で約10倍開く

Microsoft の Power Automate は、同じ製品の中で課金の単位が切り替わります。人が画面の前にいる前提で動かす「アテンド型」はユーザー単位、人が居ない時間に動かす「非アテンド型」はボット単位です。

Power Automateの価格ページの公式キャプチャ画面。無料試用版が無料、Power Automate Premiumが2,248円のユーザー/月相当・年払い、Power Automate Processが22,488円のボット/月相当・年払い、Power Automate Hosted Processが32,233円のボット/月相当・年払いで並び、いずれも価格には消費税は含まれていませんと注記されている
出典:Microsoft「Power Automate の価格」(2026年11月3日に表示を確認)

Premium は1ユーザー月額相当2,248円(年払い、税別)で、クラウドフローとアテンド型デスクトップフロー、50MBのプロセス/タスクマイニングが使えます。Process は1ボット月額相当22,488円で非アテンド型デスクトップフローが動き、Hosted Process は1ボット月額相当32,233円で Microsoft がホストする仮想マシンが付きます。アテンド型とボット1体の差は、金額にすると約10倍です。

見落としやすいのは、ボットの数え方の注記です。価格ページの脚注には、ボットはマシンに割り当てられ、一度に1つの非アテンド型デスクトップフロー実行を行えると書かれています。同じマシンで並列に実行したい場合は、複数のボットが必要です。つまり「夜間に3本同時に動かす」なら、ボットは3つ必要になります。なお同ページには、掲載されている価格情報はマーケティングを目的としたもので、通貨・国・地域・組織の要因によって実際の価格と異なる場合があるという注記も添えられています。プランごとに含まれる機能とボットの数え方はPower AutomateのRPA料金で整理しています。

ロボパットAI|金額は無く、契約条件のほうが公開されている

株式会社FCEのロボパットAIは、公式の料金ページを開いても金額が出てきません。代わりに、検討時に聞かれやすい4つの疑問に対する回答が並んでいます。

ロボパットAIの料金プランページの公式キャプチャ画面。複数人で使いたい場合の費用、契約単位、使えないケース、試せるのかという4つの問いに対して、1ライセンスを複数PCで利用可能な台数無制限のフローティングライセンス、契約は1か月単位、どんなシステムでも使用可能、1ヶ月3ライセンスで無料トライアルが可能という回答が並んでいる
出典:株式会社FCE「RPAツール ロボパットAI 料金プラン」(2026年11月3日に表示を確認)

書かれているのは、1ライセンスを複数PCで使える台数無制限のフローティングライセンスであること、契約は1か月単位で「繁忙期だけ追加」「他の月は使わない」といった切り替えができること、パソコン上で動くシステムであれば古い基幹システムや社内独自システムでも使えること、1ヶ月3ライセンスの無料トライアルがあることの4点です。FAQには、スタンドアロン型でパソコン単体でも稼働するため、社外に出せないデータを扱う業務でも利用環境に応じて使えるとあります。

金額が公開されていない以上、この記事では他製品と同じ土俵に金額を置けません。比較サイトに月額の数字が出ていることがありますが、公式ページで確認できないため、本記事では採用していません。見積もりを取るときは、台数ではなく「ライセンス本数」で見積もられる点に注意してください。台数無制限のフローティングという設計上、PC台数を増やしても金額が変わらない代わりに、同時に使いたい本数が増えると金額が動く構造になります。

UiPath|ベーシックは月額25ドルから、上位2つは問い合わせ

UiPath の Automation Cloud は、ベーシック・スタンダード・エンタープライズの3階層です。日本語の価格ページにも、金額が載っているのはベーシックだけでした。

UiPathの日本語の価格ページの公式キャプチャ画面。ベーシックが月額25ドルから、スタンダードとエンタープライズはいずれも価格はセールスにお問い合わせくださいと表示され、各階層に含まれる内容が箇条書きで並んでいる
出典:UiPath「UiPathのプランと価格」(2026年11月3日に表示を確認)

ベーシックは月額25ドルからで、対象は自動化の取り組みを始める個人や小規模なチームとされています。個人用の基本的な自動化を構築して実行でき、ユーザーやロボットなどの拡張性には制限があり、ホスティングはヨーロッパ地域、サービス稼働率99.9%、サポートはBronzeです。スタンダードとエンタープライズは、いずれも「価格はセールスにお問い合わせください」と書かれていました。

日本円での表示がないため、為替の影響を受けます。7製品のうち円建ての金額が出てこないのはUiPathだけで、社内の稟議に出す段階で円換算の根拠を別途用意する必要があります。またベーシックのホスティング地域がヨーロッパである点は、データの所在を社内規程で定めている企業では確認が要る項目です。

1年間使ったときの公開価格ベースの年額

「シナリオを作る人が1人、同時に動かすロボットは1体」という最小構成に置き換えて、公開されている金額だけで年額を出しました。金額が非公開の部分は空欄のままにしています。

最小構成(開発1・同時実行1)を1年使ったときの年額。公式サイトに載っている金額だけで計算(2026年11月3日確認)
製品・プラン初年度2年目以降(年額)税の表記計算の前提
マクロマン フリー0円0円—基本機能のみ。期間・人数・実行回数の制限なし
Power Automate Premium26,976円26,976円税別2,248円×12か月、1ユーザー。アテンド型のみ
Power Automate Process269,856円269,856円税別22,488円×12か月、ボット1体。非アテンド型
Power Automate Hosted Process386,796円386,796円税別32,233円×12か月、ボット1体。仮想マシン込み
WinActor ノードロック 実行版300,080円300,080円税込年間ライセンス利用料。シナリオ作成はできない
マクロマン スタンダード700,000円600,000円税抜月5万円×12か月+初期10万円。1〜20台
アシロボ800,000円600,000円税別月5万円×12か月+初期20万円。パソコン2台分
BizRobo! mini スタンダード900,000円+初期費用900,000円税別初期費用の金額は公式サイトに掲載なし
WinActor ノードロック フル機能版1,098,680円1,098,680円税込シナリオの作成・編集ができる種別
BizRobo! Lite1,200,000円+初期費用1,200,000円税別サーバー型。同時稼働1台・開発シート1枚
ロボパットAI———金額が公開されていないため算出できない

UiPath ベーシックはドル建てのため、この表には入れていません。月25ドルからなので、12か月では300ドルからになります。

この表で分かるのは、金額の幅が0円から120万円超まで開いていることよりも、同じ「1体ぶん」でも何が含まれるかが違うことのほうです。WinActorの実行版はシナリオを作れないので、別にフル機能版が要ります。Power Automate Premium はアテンド型だけなので、夜間に無人で動かすならProcessが要ります。アシロボは1契約でパソコン2台が付くため、2台使う前提なら1台あたりの金額は半分になります。表の数字をそのまま並べて安い順に読むと、必要な構成を満たしていない製品が上に来ます。

無料で始められるのはどれか

無料で使える範囲とトライアルの条件(2026年11月3日に各社公式ページで確認)
製品無料で使い続けられるかトライアルの条件作ったシナリオの引き継ぎ
マクロマン使い続けられる(フリープラン、基本機能)Ver.6.0以降の初回利用なら、上位機能を利用開始月の翌月末まで無料フリープランのまま使い続けられる
アシロボ不可製品版と同じ全機能、1アカウント2ライセンス。原則、発行日の翌月同日前日まで。原則1社1回体験版で作ったシナリオを製品版へ引き継げると明記
ロボパットAI不可1ヶ月3ライセンスの無料トライアル。期間中も契約後と同様の伴走サポート公式ページに記載を確認できなかった
Power Automate不可(有償プランの試用のみ)30日間の無料試用版。クレジットカードの登録が必要公式の価格ページには記載を確認できなかった
UiPath不可価格ページに「今すぐ無料でトライアル」の導線あり価格ページには記載を確認できなかった
BizRobo!不可公式サイトに無料トライアルの申し込み導線あり。期間の記載は価格欄では確認できなかった公式ページに記載を確認できなかった
WinActor不可見積もり・デモは販売代理店へ問い合わせ公式ページに記載を確認できなかった

無料で始めたい場合に選択肢になるのはマクロマンのフリープランです。公式ページには、期間・人数・実行回数の制限なしと明記されており、利用PC台数も制限なしと比較表に書かれています。ただし使えるのは基本機能で、UIレコーダーや計画実行といった上位機能はスタンダード以上になります。無料のまま続けるのか、上位機能が要るのかは、試用期間の1か月で判断することになります。

アシロボの体験版は、製品版と同じ全機能が1か月使え、作ったシナリオをそのまま製品版へ引き継げると書かれています。試用で作ったものが無駄にならない点は、他社の記載からは確認できませんでした。

契約期間と解約の条件

契約の刻みと解約条件。公式ページで確認できた範囲(2026年11月3日確認)
製品契約の刻み最低利用期間解約の扱い
ロボパットAI1か月単位公式ページに記載を確認できなかった「繁忙期だけ追加」「他の月は使わない」といった切り替えが可能と記載
アシロボ初回6ヶ月、以降1ヶ月初回6ヶ月毎月末日。日割り計算なし
マクロマン月額(プレミアムは年間・年度契約に対応)公式ページに記載を確認できなかったフリープランへ戻る場合の条件は価格ページでは確認できなかった
Power Automate年払い(月額相当の表示)年払い前提の価格表示契約条件は「ご契約条件をご覧ください」として別ページへ誘導
BizRobo!年額年単位公式の料金欄では確認できなかった
WinActor年間ライセンス利用料年単位販売代理店との契約条件による
UiPath月額表示(ベーシック)公式の価格ページでは確認できなかった公式の価格ページでは確認できなかった

契約の刻みが細かいほど、使わない月の費用を止めやすくなります。ロボパットAIの1か月単位と、アシロボの初回6ヶ月は対照的です。一方で、BizRobo!・WinActorのように年額で売られている製品は、年度の途中で止めても残りの期間が戻る記載は公式ページでは確認できませんでした。年額で買う場合は、契約書の解約条項を先に確認してください。解約時にシナリオが手元に残るかどうかはRPAの運用と解約で扱っています。

実行環境で分かれる——デスクトップ型とサーバー型

金額の差の多くは、実行環境の違いから来ています。

  1. デスクトップ型(クライアント型)パソコンにツールを入れ、そのパソコンの中でロボットが動きます。アシロボ、マクロマン、ロボパットAI、WinActorのノードロックライセンス、BizRobo! mini、Power Automate のアテンド型がここです。導入は早く、金額も低めですが、そのパソコンの電源が入っていないと動きません。
  2. サーバー型サーバー上でロボットを集中管理し、まとめて動かします。BizRobo! の Lite/Lite+/Basic、Power Automate の Process/Hosted Process がここです。並列で動かす本数を増やせる代わりに、年額が一段上がります。
  3. 管理機能を足す形WinActorのフローティングライセンスは、管理機能と組み合わせてどのPCでも使える方式です。デスクトップ型のまま、ライセンスを部署間で融通したい場合の選択肢になります。
実行環境による3つの型と、7製品の位置づけ(各社公式ページの記載にもとづく、2026年11月3日確認)

「夜間や休日に無人で動かしたい」という要件があるなら、デスクトップ型でもパソコンを起動したままにする運用が要ります。Power Automate のように、アテンド型と非アテンド型でライセンスそのものが分かれている製品では、この要件がそのまま金額の段差になります。見積もりを取る前に、動かす時間帯を決めておいてください。

用途から見た向き・不向き

  • まず1台で試したいマクロマンのフリープラン、またはアシロボの1か月体験版。どちらも費用をかけずに実業務で動かせます。アシロボは体験版のシナリオを製品版へ引き継げます。
  • 部署で数人が使うアシロボ(1契約でパソコン2台)、マクロマンのスタンダード(1〜20台)。どちらも台数で数えるため、人数が増えても端末が増えなければ金額は動きません。
  • Microsoft 365 をすでに使っているPower Automate。アテンド型なら1ユーザー月2,248円から始められ、クラウドフローも同じライセンスに含まれます。
  • 夜間に無人で並列実行したいPower Automate Process(1ボット月22,488円)、BizRobo! の Lite 以上。並列の本数がそのまま金額になります。
  • 金額を先に固めたいロボパットAIとUiPathの上位プランは、公式サイトで金額が確定しません。稟議の都合で先に金額を押さえたい場合は、金額が公開されている製品から当たるほうが早く進みます。
  • 拠点をまたいでライセンスを融通したいノードロックライセンスはPCに固定されるため不向きです。ロボパットAIの台数無制限のフローティング、WinActorのフローティングライセンスが該当します。
用途別に見た7製品の向き・不向き。各社公式ページに書かれている条件から整理(2026年11月3日確認)

7製品の強みと弱み

比較軸は、料金の公開範囲・課金の単位・契約の刻み・実行環境の4つにそろえています。公式ページで確認できた事実からだけ書いており、確認できない優位性は入れていません。

他製品と比べたときの強みと弱み(2026年11月3日時点の公式情報にもとづく)
製品他製品と比べた強み他製品と比べた弱み
マクロマン基本機能を月額0円のまま使い続けられると明記。利用PC台数の制限もフリープランには無いプレミアムは別途見積もりで、21台以上の金額が公式サイトでは確定しない
アシロボ金額・台数・契約・解約・支払いの条件が1ページにそろっている。体験版のシナリオを製品版へ引き継げる初回6ヶ月の最低契約期間があり、解約時の日割り計算はない
Power Automateアテンド型なら1ユーザー月2,248円から。4つのプランすべてに金額がある非アテンド型はボット単位で月22,488円。並列実行の本数ぶんボットが要る
BizRobo!4プランすべてに年額が載り、同時稼働ロボット数と開発シート数で選べる別途初期費用がかかると注記されているが、その金額は掲載されていない
WinActorライセンスの種類と種別の組み合わせが公開され、ノードロックとAI連携の希望小売価格が載っているフローティングライセンスはオープン価格。実際の金額は販売代理店に問い合わせないと分からない
ロボパットAI契約が1か月単位。台数無制限のフローティングライセンスで、複数拠点でも追加費用なしと記載公式サイトに金額の掲載が無く、他製品と金額で並べられない
UiPathベーシックは月25ドルからで、小規模から試せる階層が用意されている円建ての表示が無く、上位2階層は問い合わせ。ベーシックのホスティングはヨーロッパ地域

この記事で確認できなかったこと

公式ページを読んでも分からなかった項目を、そのまま残しておきます。

  • BizRobo! の初期費用の金額。「別途初期費用がかかります」という注記はあるが、金額は掲載されていない
  • ロボパットAI の料金。公式の料金ページには金額が1つも無く、比較サイトの数字は一次情報で裏づけられない
  • WinActor のフローティングライセンスの実売価格。3種別ともオープン価格と書かれている
  • UiPath スタンダード・エンタープライズの金額、および各プランの円換算の基準
  • BizRobo!・UiPath・Power Automate のトライアル期間とシナリオ引き継ぎの可否。価格ページの範囲では確認できなかった
  • マクロマンのスタンダードからフリープランへ戻すときの条件。価格ページには記載が見当たらなかった

比較サイトに載っている金額を一次情報の代わりに使うと、改定済みの古い金額をそのまま持ち込むことがあります。今回も、ある集計サイトに出ていたBizRobo! miniの年額と、公式ページに載っている年90万円は一致しませんでした。金額は必ず提供会社のページで確認してください。

よくある質問

RPAツールの金額は、何で決まるのですか。

製品ごとに数え方が違います。パソコンの台数で決まるもの(アシロボ、マクロマン)、使う人の数で決まるもの(Power Automate Premium)、同時に動くロボットの数で決まるもの(BizRobo!、Power Automate Process)があります。金額を比べる前に、この単位をそろえてください。

無料で使えるRPAはありますか。

マクロマンのフリープランは月額無料・初期費用0円で、期間・人数・実行回数の制限なしと公式ページに書かれています。使えるのは基本機能で、UIレコーダーなどの上位機能は有償プランになります。

夜間に無人で動かしたい場合、どれを選べばよいですか。

Power Automate なら非アテンド型に対応する Process(1ボット月額相当22,488円、税別)以上が必要です。BizRobo! のサーバー型(Lite 年120万円〜、税別)も該当します。デスクトップ型の製品を使う場合は、実行用のパソコンを起動したままにする運用が要ります。

公式サイトに金額が無い製品は、避けたほうがよいですか。

金額が無いことは、製品の良し悪しとは別の話です。ロボパットAIは金額を出していない代わりに、契約が1か月単位であることや、台数無制限のフローティングライセンスであることを公開しています。ただし稟議で先に金額を固める必要がある場合は、金額が公開されている製品のほうが進めやすくなります。

社名が変わっている製品はありますか。

BizRobo! の提供会社は、公式サイトの表記ではオープン株式会社です。親会社はオープングループ株式会社(証券コード6572)と記載されています。問い合わせや契約書の社名はこの表記で確認してください。

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出典

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